つれづれ

限界オタクのブログです

呪術廻戦漫画感想(138〜158話)/秤勧誘編まで

呪術廻戦の原作を絶賛読んでます。

ジャンプラのおかげ。ありがとう。

どうにかして最終回までに追いつきたいな。

アニメ2期の続き、アニメ化されていない138話から158話までの原作漫画の感想を書いていきたいと思いますー。16〜18巻に当たりますね。

自分の記録用も兼ねて。

 

ただ、私の性質でもありますが、展開が微妙に感じたり、面白くないところははっきり書いてますので、全肯定じゃなきゃ嫌!という方はバックしてください。

 

 

 


・138〜143話
虎杖vs乙骨、脹相vs直哉

話としてはこんなところですかね。

このあたりの話はどう呼称したらいいんでしょうね。渋谷後の後始末&死滅回游への準備編?

まずさ、直哉くんね!アニメに一切出てないくせに異様に話題になってたんで、どういう人かと思ったけどさ、想像以上のクズだな!笑

でも台詞の一つ一つが面白いんで、正直キャラとしては抜群に立ってるよね。出てるだけで面白いもんな。

しかし、乙骨には媚び売って味方やで?とかしてるとこみると、本当に小物感がw

 

で、脹相お兄ちゃんvs直哉ですが。

お兄ちゃんがカッコ良すぎるー!!!!!!サイコー!!!!!

もう大好き!お兄ちゃん大好き!!

渋谷事変の感想でもチョロいけどお兄ちゃん好きになってきた、死滅回游出てくれたら見るモチベになるから嬉しいなーと書きましたが。

こんなカッコいいバトルしてくれるなんて!

厳密には死滅回游ではないけど、このバトルだけで満足です。

本当に良いキャラになったなあ…初登場の人生ゲームしてた頃からは想像もつかないぐらい人間味が出てきて…

この話見てお兄ちゃん好きにならない奴いる?いないだろ←

「兄さ、10人兄弟のな」で、もうフー!!!ってなってたけど、兄弟論のところで完全にやられましたよ。

「俺には手本がない、何度も何度も間違える、それでも弟の前を歩き続けなければならん。だから俺は強いんだ」って台詞、マジで頷けるし良かったです。

兄の失敗を見て弟は直せる、成程なあと思ったし、これは兄弟に限らずあるなと思ったりしました。先人の失敗があって、次の世代はうまくいくんだと。

先駆者ってのはどんなときも本当に大変ですよね。兄もそうだし、先生キャラだってそうだ。手本がないから失敗するし傷つくし苦労も多い…。

それでも歩き続ける、だから私は大人のキャラに心惹かれるのかもしれないな…苦みや痛みを味わって最終的には失敗してしまったりして、それでも次の世代の前に立って進み続ける。

悟なんかは本当に手本いなかったしね。子供の頃も学生の頃も。常に自分が最先端にいて辛かったろうな…

そして「悪いが兄弟を愛せなかったお前の気持ちは分からん」という決め台詞。くー!!!

本当にカッコいいわ。お兄ちゃんマジで大好きなんだが。

 


虎杖vs乙骨に関してはさー…

結局ネタバラシで乙骨はやっぱり味方でいてくれたの本当ありがたかったけど、お前のガンギマリ顔こわすぎるよ…

目にハイライトが無いんだもん君…通常時はあるはずなのに真っ黒になるのやめてくれ、怖いからマジで。
どこかできっと乙骨は仲間になると信じてはいたけど、ガンギマリ顔が怖すぎてどうすんの?とは思っていたw

はーでも乙骨はやっぱり乙骨で良かった!もう本当にガンギマリ顔怖すぎて、0の乙骨を返してくれよ…ってなってたから…

ただ考えてみると、上層部との縛りで一度はマジで虎杖を殺す必要があったわけだから、ガチで殺しにきてたからガンギマリ顔なのも当然といえば当然なんですよねw

死刑執行人を自ら請け負って他の奴に邪魔されないようにして、自分の反転術式で蘇生させるってなかなかだけど…確かにそれが一番賢いやり方だろうなと。
とそれ以上に、反転術式って蘇生までできんのかよ…となりました笑

これは体内に別の魂がいる虎杖だから可能なのかなあ…それにしても究極の蘇生までできるならもうなんでもできるんじゃん?と思わなくも無い。まあ虎杖だから可能といえばそうなんだけど。

じゃあ何で狗巻くんの腕治さないんだろって思ったんだけど、無から有はできないのかなー。(宿儺はやってたけど、あれは自分自身でもある虎杖だからできたのかも?)後は、他人に反転が使えることを上層部にも隠すほどの用意周到ぶりだし、狗巻くんの腕治ってたら誰がやったん?ってなるから、あえてやらなかったってのはあるか…?

 

ま、結果オーライですね!笑。乙骨が味方になってくれて良かった。

こうなることを見越して、乙骨に頼んでいた悟〜!!!優しさ故に色々と悪手になっちゃったこともあるけどさ、このあたりの慧眼っぷりは凄くないか?

で笑っちゃったのがさ、「僕に何かあったら…」→乙「女性関係とかですか?」ってww先生に何かって想像つかなくて、とは言ってたけど笑。

悟の女性関係ってどうなんですかね、気になるけど知りたくないような笑。ただ本編中では特に女遊びが派手とかいう描写は無いよね、意外にも(おい)

 

それからさ、乙骨が「君は悪くない」と虎杖に言ってくれたのが本当に…グッときました。

三者である乙骨が客観的視点から言ってくれることで、全然違うと思うの。

もちろん仲間が言ってくれた、それも嬉しいかもだけどやっぱり気にかかってしまう。でも今まで会ったこともない乙骨が言ってくれたのはそれはある意味救いになったのではないかと思う。

まあ結局それだけでは愚直な虎杖を前に向かせるにはまだ足りなかったけど…。

そこから伏黒が津美紀を助けたいから「俺を助けろ」って言う。虎杖の人を助けたい性格を分かった上で。
前へ進む行動理由を作ってあげたんだよね。これってものすごく虎杖のことを理解していると思うし、優しさと気遣いがあると思う。

上層部はクソだけど、仲間は渋谷の惨状を経てもなお今でも虎杖のことを変わらず見てくれている。本当にこれは優しいしグッときた。

 

そして、虎杖の両親に衝撃的な事実が判明するわけですが。

いやマジで、まあ渋谷の最後でその可能性は考えたけど、母親の方で妊娠してたんか…そこまでする?ドン引きだよその涙ぐましい努力…

つか主人公の両親がTSした敵だったとか、素直に虎杖が可哀想すぎるよ…キショすぎるだろ…

本当虎杖虐が止まらないよね…

キッショとかよく言えたなお前の方がよっぽどキショいぞ羂索…

 

 

 

・144〜146話

天元との邂逅で死滅回游説明

このあたりはようやく!天元様が出てきて色々喋ってくれて、謎が明らかになるめちゃくちゃな重要回ではあるんですが!

難しーよ!!!分かりづらいーよ!!

正直自分で読んだだけではどうにも咀嚼ができなかったので、連載当時の分かりやすい考察ブログを書いてくださっていた人のブログを参照しながら、ようやく理解ができました。

特に虎杖が日本地図の上の結界を「これが…こうなると」とかやってる場面、余計に分かりづらくなったわ笑

超重要な話ではあるんですが、もう少し分かりやすくできなかったかな…と…渋谷事変の最後の羂索と九十九さんの会話もだいぶ分かりづらかったけど。

それまでは呪霊がとにかく人間滅ぼしてえ〜だったので、分かりやすかったんだよね。この作品ってやっぱり呪霊と戦ってるときが一番面白い気がする…

 

あ、そうそうその羂索の名前もここでようやく明らかになりましたね。偽夏油とか呼ぶの辛かったから助かるわ。

ただ羂索が過去2回も六眼相手に負けてるとか、1000年前からコツコツ呪物を集めたり、挙げ句の果てにはTS出産したり、逆になんかめっちゃ涙ぐましい努力してるように思えてきて笑。

そこまでの執念すげえよお前…人間かどうかも分からんけど、人間味急に出てきたなーと思いました。

天元様はやっぱり進化しちゃってたんだな…大地と一体化してしまっていたと。人に仇なす者にはなってないし、思いの外フレンドリーだったけど、やっぱ過去編のアレがトリガーになってしまっていたのか…

羂索はその性質を利用して、天元と人の一体化をして、呪霊を瞬く間に伝播させ大量に蔓延らせたいのが最終目的。まあ誰かから呪霊が出て、全員一体化してたらとんでもないスピードで広がるもんな。死滅回游はその慣らしと思われるが…?という感じ。

 

しかし過去編は相当重要でしたねやっぱり。

パパ黒お前マジで何してくれてんだよ…って感じだけどさ、過去編なんて失敗するもんだからしゃーないよな!←

ま、でも直前に理子ちゃんやっぱり同化したくないってなってたし、あの場で殺されなくてもどうにもならなかった気がするんですよね…

元も子もないけど、この星漿体との同化システムというものが現代においては破綻していたんだと思う。

その前は500年前なら人権とか無い時代だし、これでどうにかなったんだろうけど、2006年に関してはもう時代に即さなかったんだよ…少女を生贄にするなんてやり方は。

誰のせいでもないと思う。

現代に生きる女の子が同化したくないと思うのは当然だし、五条夏油の2人がそれを無理矢理見送るのも見たくない。2人は懸命に任務を頑張ったよ。

しかし血痕がまだ残ってるのには複雑な気持ちになりましたね…夏油…

 

で、呪霊操術の術式対象になりうる天元を守る為に残ったのがお兄ちゃんと九十九さんなんですが。

お兄ちゃんマジ偉すぎない…?絶対弟と一緒にいたいだろうに、冷静に残る判断して…

正直死滅回游で見れないの残念なんだけど、直哉戦だけでカッコよかったし、もう本当好きになった…

兄貴って呼ばれて喜んでるの可愛すぎたし…見送るときの「死ぬなよ」には様々な想いが込められてる感がありジーンときた…

 

 

 

・147話

夜蛾学長の死亡回でした。

確かに死罪と言われたけどさー!!早過ぎるだろーー!!!

しかも1話って…1話で死ぬのですか…いや急スピードすぎるだろ…

正直さ、受け入れられなかったよ初めて見たときは唐突すぎて…「え!?は!?」でしかなかったよ…

そういえば今回初めて渋谷事変の原作漫画の方ちゃんと読んだんですけど、ナナミンの死亡回も1話で本当にあっさりでびっくりしたんですよね…

南の島の海の描写も風景だけで、そこにナナミンが立っているところもなく…アニメの方はあれ綺麗な音楽とあの場所にいるナナミンを織り交ぜて、夢か現か交差する演出も良く、相当頑張って情感持たせたんだなあと思いました。アニメはかなり良くやってくれたんだなと。

呪術廻戦って1話で進むスピードめっちゃ速いことが多いんですけど、それにしても夜蛾学長に関してはこれまでも個人を掘り下げる描写は全然無かったので、せめて2話かけてやってほしかったな感がありました。

これ呪術廻戦全体に言えるけど、他の漫画と比べるとなんというか行間がない!というか、省いてる感じがする。その辺はもう少し丁寧にやって欲しいんだよね…。置いてけぼり感を食らうことがままあるんだわ。

今回に関して言えば「息子に会いに」と言っていたり、おそらく息子さんの魂がパンダに入ってるんだろうなと思いました。想像すれば想像できるけど、そこもう1話かけて、息子さんとの関係とか描いてほしかった。受け取り方や情緒がだいぶ違ってくるので…。

 

「え!?なんで死ぬの!?受け入れちゃったの!?」とかだいぶ混乱してたけど、色々な当時の考察ブログとか見て受け入れられました。

夜蛾学長は死にたがっていたんじゃないのかな、と言うので個人的には納得できました。解釈は人それぞれだと思うけど…。

完全自立型呪骸を作れるのは実際とてつもない危険な能力ですよね。

おそらく上層部は渋谷事変に乗じて厄介な能力持ちの学長を始末したかったんだろうと思いますし、そして本人もこの危険な能力を持って死に際を探していたのではないかなと思いました。

だからこそ、抵抗せずに受け入れたのかなあ…と。

しかしそれでも最期は、信頼できない奴ではなく、旧知の楽厳寺学長に製造方法を教えて、呪いを吐いたんだろうなと。自分の死を持って変わってほしいと思ったのかもしれません。

しかし、ナナミンに次いでこうも明確に死に際に「呪い」の言葉を相手にかけるとなると、やはり味方側のキャラが死ぬときにこれは徹底されてますね。(て考えると潔すぎた野薔薇ちゃんは逆説的にやっぱ生きてると思うんだけど…)

そんでパンダ…物分かりが良すぎる…つか楽巌寺学長すら"上"じゃねえのかよ…となったんだけど、まああのゼーレ会議の衝立の後ろにいるのが真の"上"なんでしょうね。未だに顔も見えない。

自立型呪骸は確かに危険だけど、日下部との話でもあるように、人を救ったのも事実なんだよなーと、使い方次第二面性があるよね…。ここのエピはよかったです。

 

 

 

・148〜152話

葦を啣む編(禪院家編)

この話はですねー、めっちゃくちゃ良かったわ!!

死ぬほど重いし、胸糞だらけで、読むのに体力使うし読んでるだけで疲れるんだけど、めちゃくちゃ良かったわ。禪院家編とても面白かったです。

特に真依の最期はとても綺麗で素晴らしかったです。呪術で一番納得できる死に方をしてくれた。

 

話としては、真希の覚醒と禪院家の闇を描いた話だと思うんですけど。

とにかく禪院姉妹が尊かった…真依の死亡回は泣いてしまいました。

交流戦でも禪院姉妹の話が頭抜けて出来良かったと思うんだけど、やっぱりこの話も良かった。"双子"というアイデンティティですごく良いキャラと話作りをされたと思います。禪院姉妹大好きだ。

双子が縁起悪いっていうの昔の日本の言い伝えでよくあったみたいですが、昔の日本をそのまま受け継いでるような御三家の禪院家の話だからこそ、呪術界でも二人で一つの半端と言われていることにしっくりくるなあと思いました…。

 

150話の二人が海辺にいるイラスト綺麗すぎるでしょ…正直今までのカラーイラストで一番好きかも。今まであんまり似てなくない?って思ってたけど、真希さん短髪になると本当そっくりだなあ。

「いつかこうなるって分かってた」「最悪」と言いながら真希のために自分の運命を受け入れて、キスする真依…姉妹愛をも超えて綺麗すぎましたね…

真依がいるから真希は完璧な天与呪縛になれない、哀しすぎないかこの二人の運命。だって真希さんは、真依の居場所を作りたくて当主になりたいと思ってたのに、真依が消えなきゃなれないなんてあまりにも皮肉すぎませんか。

二人で一緒に笑い合える未来は無いのか…

覚醒後に「どうして一緒に落ちこぼれてくれなかったの」に「きっとそれが私達の正解だったんだろうな」と心の中で思い返してたけど、それが唯一だったのかもね…向上しようとせず禪院家で雑用してれば末永く一緒にいられたのかも。でも真希さんは、そうはなれなかったんだよなあ…

皮肉だけど哀しくて美しい運命だと思う。

「真依…起きて…」って涙を流してる場面、泣いちゃったよ。いつもの乱暴な口調じゃない、等身大の真希さんって感じがしてさ。

それにしても真依は禪院家に生まれてしまったがばかりに、虐げられこんな短命で終わってしまうなんて、本当に可哀想だ…。悟が津美紀の件で断言していたけど、女性が全く幸せになれない家だな本当に…。

で、真依はやっぱり「全部壊して」と呪いをかけたんですね…。

七海→虎杖:後は頼みます

メカ丸→三輪:幸せになってくれ

夜蛾→楽厳寺:私からアナタへの呪いです

真依→真希:全部壊して

こうもちゃんとやってると、やっぱ「悪くなかった!」の野薔薇ちゃんは復活すると思う。(まあ直毘人は何も呪いかけてないか…?←)

 

その言葉通りで覚醒してクソみたいな禪院家の連中をぶち殺す真希さん。めちゃくちゃスッキリしたわ…

つーかそれまでがほんまにね、クソのオンパレードでね、哀しきカタルシスがあったよ。

特に扇な…正直本当に見てるだけでイラつくんだけど、本当にゴミ親の筆頭みたいなクズでしたね。どんな言葉でも言い表せないほどの酷さ。

何度でも言うぞとか念入りに、自分が当主になれなかったのはお前らが出来損ないだからを繰り返す。自分の不出来の原因を子供に押し付けるなよ。

挙句姉妹を殺す発案も扇とか、もうコイツなんなんですかね…

術式発動したと思ったらページめくって脳天晒されてたのはあまりにもあっけない…

フィジギフ馬鹿にしてたくせに甚爾がよほどトラウマだったようで、気まぐれで潰されなかっただけのようだし。本当にダサい。

 

正直な話さ、扇があまりにもアレすぎて直哉くんがだいぶマシに見えてきたんだな…

151話の回想とか見ると、禪院家から馬鹿にされていた甚爾の強さを素直に認めて憧れていたし、「お前は甚爾君やない!」とかこういう誰かへの激重感情見せられると感情移入しちゃうんだよな。

扇や甚壱のようにただのクズキャラにすることもできただろうに、わざわざ幼少期も描き心中の描写を入れて、直哉の「強さへの渇望」を描いたのにはどんな思惑があったんでしょう。正直この回想でだいぶ人間味が出て魅力的に感じられたキャラだったと思う。そうでなきゃマジで何の魅力もなかった。

女性蔑視や弱者への見下しがすごいけど、甚爾や悟みたいな認めざるを得ない人はちゃんと認めて憧れてるんだよな。

まあ、"男性"かつ"顔も良い"かつ"家柄も良い"かつ"強い"と厳しい条件を満たしてるのは大前提だけど、禪院家はその"素直に"が出来ない奴が多すぎるので…

しかも扇や甚壱があっさりボコられた真希さんに深傷を負わせて、渡り合っているし、直毘人と並んで抜けた実力もちゃんとあったわけで。相対的にはかなりマシだよね…笑

「アッチ側に立つんは俺や!」もここだけ見れば純粋に強くなろうと頑張っていると言える。

いやーイカイカン女性への最低発言を忘れたら!笑と思うけど、少なくとも他のクズと違いちゃんとかなり強いし、強さへの渇望という一本筋を持ってるんだよね。

禪院家に生まれなければ、ちょっと性格悪い程度の普通の男の子だったかもな…ある意味彼も被害者かもしれませんね…

 

しかし真希さんの「抱いてやるよ」の前に敗北。リアルにカッコ良すぎるだろって声に出しちゃったよ。

え、本当に女性ですか…?

抱いてー!!!!

しかし直哉くんは馬鹿にしてた女性である真希さんが甚爾と同じレベルに達し、挙句術師でもない姉妹の母親に後ろから刺されて死ぬとか…

見事すぎる因果応報!!

ここまで徹底してやってくれて感謝です。

でも真希さんも、強くなったのはいいが最愛の妹を亡くし、父親も母親もクズだし辛い人生だよな…

母親も虐げられてたんだと思うから彼女も被害者ではあると思うけど、最期の「産んでよかった…」は母の愛情があったわけじゃなく、嫌いな禪院家を壊してくれて、だと思う。個人的には愛があったという解釈はしてないです。

 

 

 

・153〜158話
秤・綺羅羅編。

はっきり言うが…死滅回游途中まで(東京第2結界まで)読んだ中では呪術廻戦で一番つまらないと思う!(爆)

いや、秤も綺羅羅も嫌いではないんだが…ちょっとタルかったな…

前の話の禪院家編が面白すぎたのもある。ただ重すぎて読んでてしんどかったので、そういう意味ではテンション的には軽く読めたのは良かったと思う。

ただ軽く読むには綺羅羅の術式の理解に脳のリソースをかなり割かれたのでやっぱ微妙…。

先生はジョジョ6部みたいなカロリーある能力バトルがやりたかったらしいんですが、なんでわざわざ6部参考にしたのか…

6部は主人公の徐倫は本当に漢気と女性の繊細さを兼ね備えたカッコいい女性で、私大好きなんですよね。全ての作品の主人公で一番好きと言っていいぐらい大好き。

だけど6部のバトル自体は複雑すぎて面白くないのも多いというか…ドラゴンズドリームとかマジで読んでて苦痛だった…

6部があまり人気ない最大の理由が分かりにくい能力バトルだと思うので、なんで不評なところにフォーカス当てたんやろ…?と純粋に疑問です。過去編みたいに挑戦してみたかったのかなあ。まあ結果やっぱり複雑な能力は良くないということが分かったよね…

綺羅羅の術式、分からなかったかというとそんなことはなく、ちゃんと理解はできましたよ。

スタンプラリーでいかないと近づけないのは良い発想だと思う。

ただ、それが面白さに繋がっているかというと繋がってないよね。能力を理解するのに疲れるしなあ…やっぱ分かりやすいのが一番ですね。

 

秤との問答は、虎杖がやっぱり自分を呪いを祓う「部品」だという…真人戦のときと変わってない…。

虎杖が自分を許せる日はくるのかなあ…なんか一生ない気がする…

でまあ説得したい相手を殴り返さない(よくある)スタイルで熱を伝えられました。

秤は怖そうな印象でしたが、「五条さん」「世話になった」って普通に恩義感じてるんだね。なんかこう強面が敬ってる感じは、良いなあ〜と思いました笑

正直、話の筋も面白くないし綺羅羅戦も面白くないしなんですがw、「人助けしてる金ちゃんが好きだった」「熱くなってるんじゃない?」ていう綺羅羅の台詞や着地点は良かったなと思います。

 

 

はい、一旦秤勧誘編まで!

とりあえず天元の説明が分かりづらいのと、秤編以外はどれも面白かったです。

お兄ちゃんと禪院姉妹は特に良かったな。

死滅回游はまとめて書きます。既に読み終わりました。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。