つれづれ

限界オタクのブログです

呪術廻戦漫画感想(159〜198話)/死滅回游編

ジャンプラのおかげで読んでいる呪術廻戦。

今回はまるまる死滅回游の感想です!

どこを終わりとするのかいまいち分からないんだけどね…笑

とりあえずコロニー内のバトルをやってたとこまでとします。

159〜198話までの感想を書いていきたいと思います。原作18〜22巻に当たりますね。

 

自分の記録用も兼ねて。
 
ただ、私の性質でもありますが、展開が微妙に感じたり、面白くないところははっきり書いてますので、全肯定じゃなきゃ嫌!という方はバックしてください。特に今回は結構辛口でキツく書いちゃってるところがあります…。


死滅回游全体を通しての感想としてはね…

正直、好きな戦いもあるが微妙といえば微妙かなあ…
要所要所は好きだったり面白いところもあるのですが、渋谷並みの長さの割に内容が比較にならないほど薄いと思う…

つまらないつまらないってネットで酷評されるほどではないと思うけど、正直な話やっぱ面白さ落ちるよ…

だって、物語の本筋が全く動いてねーんだもん…

死滅抜けた天元のもとでの羂索戦になってから急激に面白くなったと感じたので、やっぱつまらないんだろうな…

 

 

私が考える面白くない理由三つ。

1、物語の本筋が全く動いてない。

さっきも言ったけど、敵に本筋に関わる重要キャラが出てきてないんだよね。これは2つ目にも通じるんですけど。

バトロワ形式にした時点でそうなるっちゃなるんだろうけど、この話が大して重要だと思えないから、かつ本筋に関わってないけど面白いと感じさせるほど出来てる話でもないから。

 

2、敵がポッと出ばかりで興味が持てない。

これが割と大きな理由を占めている。次々出てくるけど、どうせこいつらこの話で終わるんだろうな…ってなるので全然興味持てない。

このバトルで出番終わりでもいいんだけど、それならそれで興味持てるようにバトル始まる前か最中に掘り下げエピソード入れるとか、魅力的に感じさせるようにもう少し工夫の仕様があったと思います。実際それが出来てた日車戦やシャルル戦はめちゃくちゃ面白かったので。

後は敵に既に因縁のある人を置くとかでも面白かったと思うんだよな。直哉は確かに面白かった。乙骨の相手ならよく分からん3人じゃなく、五条家の400年前の六眼と無下限呪術持ちの人だったら、すっごい興味持てたと思うわ。単純に見たかった。

 

3、単純にバトルが長い。

これもしんどかったな…マジで長い。

呪術ってテンポや話のスピード感があるのが良かったところでもあるし(反面雑だと思うところもあるけど)、渋谷以前は一つのバトルに5話以上なんて、渋谷の真人戦ぐらいで他は全くかけてなかったのにどうしてこんなことになったのかな。

パパ黒vs五条なんて初戦は1話で終わってるし、おそらく作中最強クラスの対決の宿儺vs魔虚羅も2話で終わってるんだよね。

やっぱり連載続くと陥るものなのかな…ポッと出の敵との戦いをそこまでやられても長えよ…になる。

バトロワで話の筋がただバトルしかないので、いろいろあーだこーだやって単純な殴り合いもめっちゃ描いて、長くなったのかもなー。

長けりゃいいもんでもないんだけど。見返したら日車戦は3話半だし、そこも良かった理由ですね。


とまあ色々書いてしまったけど、正直つまんない!って大声上げていうほどではないんですよ。ただ「うーん…」って感じ。しかも要所要所は好きなバトルや好きなところあるしね。

これはねーだろ…ってほどのやつもあまりない。桜島のは「ええ…」となってしまったけど…

総合的につけるとしたら65点ぐらいかな…。それなりには楽しめたので、アニメ化はもちろん楽しみです。ちなみに過去編97点、渋谷事変90点ぐらいです。

それでは以下個別感想。

 

 

・159〜167話
死滅回游開始、虎杖vs日車

 

ようやく始まりました死滅回游!!

て感じですけど正直突入直後のプロペラババア&ジジイ戦は全く重要でもないし書くこともないから感想割愛します!あとあんま覚えてない!(爆)

ただ佐々木先輩と井口が無事で出てきてくれたのは嬉しかったな。こういう日常を感じさせてくれるキャラが久々に出るの良い。本当最初期以来だな…

羂索の「息子と仲良くしてくれてありがとう」には鳥肌が立ちました。悪い意味で。キッショ…

 

虎杖vs日車ですが、正直初っ端の戦いにして死滅回游で一番面白かったと思います!笑

この戦いは本当に面白かった。びっくりするぐらい。
何より日車さんが159話で1話まるまる使ってキャラクター性や信念をしっかり感じさせてくれて、しかもその内容も好感も持てるもので面白かったのでポッと出のキャラで興味ない…てことが起きなかったんですよね。1話でこれだけキャラの魅力を立てられるのはやっぱりすごいと思う。

世の中の不条理に「私だけは目を開けていたい」という思考、絶対に損をする性格なのに辞められないの、好感持てる人でしかないんですよね。

君の精神はどうなるのさ、って言われてその通りになってしまうんだけど、結局二審で有罪にされてしまい「やり直しだ」のカットがカッコ良すぎる。

「30代半ばにしてグレた」のあたりの虎杖とのやりとりも笑うし、何もかもどうでも良くなるとそうなるよね。あー私も仕事ほっぽりてえなあ…

不条理をたくさん見てしまったからこそ、因果応報が適応される死滅回游の行く末を見たいとグレるのも分かるしさ。本当社会人ほど共感できるんだよ日車さん。だから好き。

 

法廷バトルもパチンコ入店から始まり、やり取りが単純に面白いし、「やり直しもう一回だ!」の虎杖も良かった。

で、そこから渋谷の虐殺についてなんだけどさ…そこくるかーってのもありつつ、ここで法的に裁きが下るっていうのはすごく良かったですよね。

宿儺がやったことだから…って言い訳もせず、「俺が殺した」って即座に認める虎杖はやっぱりどうしようもなく善人でカッコいい主人公だなあと思いました。

人の醜さに嫌悪するようになってしまった日車さんが、あまりにも高潔な虎杖に触れて心を動かされ、弱さを守ろうとしていた自分を取り戻す流れ、本当に綺麗でした。

「無罪だ、君に罪はない」と言ってもらえて、虎杖が法的に物語中にそうだと認めてもらえたことは虎杖自身の正しさを証明してくれたと思う。それでも自分を責める虎杖が好きなんだけど私は←

殺すことを戦いが始まる前は気持ちがいいと言っていたのに、「最悪の気分だったろう」で締める流れもあんまりにも綺麗でした。気持ち良いわけがないんだよな…自分の心もすり減らしてるんだよ。本当このエピソードは完成されてると思う。

君といると自分を嫌いになりそう、と去っていくのどこまで良い人なんだってなりました。

 

社会で人の醜さに触れてグレる大人って結構この作品に出ていて、夏油、七海もそうなんですよね。まあ夏油は高専時代だし、七海は別にグレてはないけど。

哀愁というか、元々は人の正しさを信じていたのになあという悲哀があってすごい好きなんですよね。先生はこういうキャラ描くのが一番上手いんじゃないかと思うな。

ここで虎杖に出逢えたことで自分を取り戻せたのが日車で、取り戻せなかったのが夏油って感じがします…。

大事件起こす前に、日車さんみたいに感情爆発させて悟にぶつけられてれば、それか高潔な魂を持つ人に触れられていれば違ったんだろうななどとふと思いました。

人の醜さに疲れた人間という呪術廻戦らしさと、主人公の高潔な魂で浄化されるというテーマ、その中で主人公の罪について公式で否定されることまで盛り込んだ素晴らしい話だったと思うな。

まあ死滅回游のバトルのピークだったんですけど…w

 

 

 

・167〜173話
伏黒vsレジィ

うーん、単純にな、長えわ!!!笑

もう少しコンパクトにまとめて欲しかったバトルの筆頭。途中からいつ終わるんだろ…となってたからやっぱりあまり良くない。

良かった点は裏の裏をかく「呪術師は嘘ついてナンボ」の呪術らしいバトル。バトルの筋は良かったと思う。

体育館という実体のものを使った領域展開というか、新しい使い方も面白かったし。

しかしやっぱりレジィが見た目も微妙で(なんなら気持ち悪い…w)、そこまで面白いキャラでも無かったし、その辺があまり良くなかった。

ビジュアルが良いとか、何か信念が伝わってくるキャラならポッと出でも魅力的だと思うけど、そのどちらも無いしね。

これもう半分の話数でまとめてくれたら、だいぶ印象違ったような気がするんですよね…

敵が魅力的ではないけど、バトルの筋自体は裏をかく感じで良いと思うので、半分の話数ならマジで全然印象違ったと思います。

というか死滅はもう半分なら…というテンポの悪い戦いが多いんだよな。

 

あとは、そうだな。読んでる最中は実体のある体育館を使った領域展開使い道新しくて良いじゃん!と思ったんだけど、伏黒の嵌合暗翳庭は結果的にこのときに完成させて良かったんじゃないのかなあ…。

今、これを書いてるとき万戦まで読み終わったんですが、伏黒の現状を見るともうバトルで活躍できなさそうなので余計にそう思います。

起首雷同のときの領域展開にはめちゃくちゃ興奮したし、伏黒すごい!って思ったし、でも不完全なんだな発展途上なんだなって思ったんだけど、これもう完成披露する機会無くない…?

これで最終回まで完成なかったら余計ガックリくるんですけど…。

 

 

 

・174〜180話
乙骨vs石流、烏鷺、黒沐死

仙台結界の三つ巴バトル。これも単純に「長い」…。

三つ巴にしたから長くなったんだと思うけどそもそも三つ巴にする必要あったのか。

 

良かったところは、乙骨の強さが初めて本編で見られたところでしょうかね。

反転アウトプットが呪霊に一撃必殺だとか、リカちゃんの謎がようやく解けたりしたのも良かった。

ただ5分間の制限あるとはいえ、解呪したのに殆ど前と同じで使えるのはちょっと都合良すぎないかと思わなくもなかったけど笑…。

呪言を使えるのは腕を喰ったってことなんですかね?謎い…。後マジで掘り下げもない狗巻くんが不憫すぎるんだけど…。

 

それから、乙骨のある種異常と言える精神的な振り切れ方はすごく良いなと思った。

vs虎杖のガンギマリ顔のときも思ったけど、怖いぐらいブレーキがないところがあるんだよね。
すごく優しくて、仲間想いだけど、脳筋思考でもあるというか…。

Gに対しての祓い方が追い詰められたとはいえディープキスで反転アウトプットですよww

そこまで振り切れるのすごいなと。

また仲間想いもいきすぎて、自分を全く顧みないところも面白かった。

「なんで自分なんかのために必死になるんですか?」という、自分が許されなかった烏鷺への最大級の煽りww

このあたりのちょっと狂気すら感じるところは良かったな。

それから、「先生に二度も親友を殺させない」のところも本当に良かったです。正直なところ、虎杖以外に本当に五条先生を慕ってくれてるのって乙骨だけな気がする…笑

それも虎杖はそこまで詳しく知らないけど、乙骨は五条悟は飄々とした態度で表に見せない苦しみがあるのを理解していると思うんだよね。

生徒の中で一番悟を想ってくれてるのはもしかしたら乙骨かもしれないね…。

 

で、乙骨の描写は良かったんですが、悪かった点はやっぱり長いのと、敵がポッと出感が強いのと、領域展開スカしかな…。

敵に関しては、石流はラストのありがとう、満腹だ!の締め方は物凄く良かったと思う。ただまあキャラとしてそこまで面白いかと言うとうーん…。バトルジャンキー気質な割には少し中途半端な気がするんだよね。

どうせならビジュアルバチクソイケメンにしてほしかった、だったら人気出たと思う笑。

烏鷺さんもポッと出臭が凄すぎて別に面白くないな…過去の匂わせはあったけど感情移入できるほどじゃなかったしね。

冒頭でも書いたけど五条家の400年前の六眼と無下限呪術持ちの人だったら、すっごい興味持てたと思う。単純に見たかった。

領域展開は三つ巴の引きはめちゃ興奮したのに、オチがあれはなあ…。

仙台のバトルは流れ自体はすごく良いと思うけどここまではマジでガッカリした。まあこれ以上長引いても困ったけども…。

 

 

 

・181〜183話
秤vsシャルル

このバトルはすげえ好き。本当に好きw

3話で短くコンパクトにまとまっているし、それでありながらシャルルのバックボーンがちゃんと描写されているので、とても入り込みやすかった。

ちょっと扱いづらい漫画家の戦う様は面白かったですね。地球(リアル)では満足できないから、頭の中で宇宙(フィクション)に飛び立つのに、私の現実に呪術が降りてきてしまった、という考え方が面白いな〜と素直に思いました。

そんで秤の領域展開「坐殺博徒」は完全にパチンコでしたね…私鉄純愛列車の説明を長々読んだ後に「私の脳にゴミのような情報を流すんじゃなぁい!!」は本当に爆笑したww

終電なくなっちゃった…で決着、過去一笑ったバトルかもしれない。

 

 


・184〜185話
パンダvs鹿紫雲

なんていったらいいのかな、とりあえずパンダ可哀想なのと、お姉ちゃんモードがようやく見れたのに一瞬で終わってしまったのが残念…

あの絵本のような回想は、なんだろう。置いて行かれてしまった、のはお兄ちゃんお姉ちゃんお父さん(夜蛾学長?)で、本当のことというよりイメージ映像なのかなあ…

しかし、「少し痩せたか!?パンダ!!」で助ける秤はカッコよかった!

 

 

 

・186〜190話
秤vs鹿紫雲

うーんとね、このバトル途中までは本当に面白かったんです。

秤のパチンコ領域を取り乱さず普通に適応するカッシーも笑ったし、シャルル戦ではいまいちどこが強いのか分からなかった領域が大当たり後は不死身になるという一か八かに振り切れた強さ、それに対して「4分11秒の間に不死身のオマエを殺してみせる!!」というカッシーの啖呵。

「それは雑魚の思考だ、音量上げろ!生前葬だ!」という直哉くんレベルに台詞のテンポが良く語録が強いのも相まって、うおおおおーー!!!!とテンション上がりまくりましたよ。

本当途中まではすごく面白かった。

 

だけに…絶体絶命からの大当たりで攻撃凌ぐはちょっと…正に豪運!にはさすがに冷めてしまった…

いやーそれもう完全に作者のさじ加減じゃん…まあそんなこと言ったら漫画のすべてがそうだけど、一応は理由理屈つける現象が豪運で解決されるっていうのは「あっそう…」になるよそりゃ。

まあそうだろうなと思いつつもここでだいぶ冷めてしまったんですが、海に入って塩素分解がどうこう毒は反転でも除去が難しいに対して、それも全自動!はうーん…

まあ不死身だからそりゃそうかもだけど、作戦つけて引っ張っといてそれかーいとなりました…

決着もまあ確変確定の掌印結べる左腕捨てたから、で納得はしたけどスッキリはしなかったな。

 

秤の領域は面白いとは思うけど、運だけで理由なく結局なんでも解決されるからバトルは真面目になればなるほど面白くないなと思いました。

てか外れた場面があってこそ、豪運が光ると思うんだけど、ないんだもん。カタルシスが少ないし、白けるしであまり上手くないなと思いました。

こういうギャンブル系の技は、相手の心理戦や駆け引きが見込めるカジノやポーカー的なものだったら「運!」で解決されないし、面白かったんじゃないのかなあ。

理想系がジョジョ3部のダービー兄戦で、あれはポーカーなんだけど、肉弾戦が無いのにめちゃくちゃ面白かったもんね。ハッタリを上手く使った心理戦で。

まあポーカーやったらこれの二番煎じになってしまいますし難しいですが、よりによって対人要素ゼロのパチンコにしたことでつまらないのではないかと思った。先生は相当なパチンコ好きらしく、単に自分の趣味を入れたかったんだろうなという気がするんだけど、正直編集が軌道修正すべきだと思う。

全体的にパチンコ用語も分かりにくいし、注釈のセグ見れば〜は更に分かりにくくなるし、でパチンコ知らない人は置き去りにされるのも良くない。私もパチンコは興味ないしやったこともないので、正直そこもキツかったな。

少年誌の漫画だし、読者もそんなに知ってる人も多くないんじゃないかと思うんだよね。そのあたり、よく考えず先生だけが楽しんでる感じが正直してしまったのでその点も評価低いな…

どんどんボロクソ書いちゃったけど途中までは面白かった。なので残念。

 

 

 

・191〜198話
真希、憲紀vs呪霊直哉

桜島結界のバトルですね。

長い!!!!!

ほーんとに長いよ〜正直、このバトルに関しては色々不満点がある。先に言っておく。

 

良かったところから挙げてきますね。

敵の呪霊直哉は良かった。

いやー、術師は呪力で殺さないと呪霊化するの一例を長い間を置いて回収してくれたの嬉しかったですね〜。

そんで直哉は元からキャラ立ちまくってたし、喋る台詞全部面白いのは呪霊化しても変わらず。

私は直哉を半分ネタキャラ的に見てるところがあるので、顔の良さ消えた…鼻デッカ…マジでキモい顔しとるwwって感じでその変わりっぷりも含めて楽しんでおりました。(でもガチで直哉好きな人はどうなんだろう…)

強さへの渇望が人一倍あって、それは直哉の大きな魅力のところでもあったから、クッソキモい姿になっても別に恥じてなさそうな、なんならもっも暴れてやるよ的な感じなのは好印象でした。

呪霊になってまで、"アッチ側"に行きたかったんだなあって。

語録も相変わらずで、「がんばり賞ってとこやね」とか最高でしたね。

真依ちゃんに聞いてみよかはなんだろ…大人だったことあんのかの答えでなんで急に真依が出てくるんだよって感じだし、マジでそういう意味だったら正直ドン引きだけどまあ直哉ならしかねないなあ…と思えてしまうね…明かされることはないんでしょうけど。

 

領域展開の時胞月宮殿、"月"とか入ってるし、完全に子宮で色んな意味でドン引きなんですが、本当に徹底的に気色悪く女性を絡めてこのキャラクターを描いているところは非常に素晴らしいと思います。

女性を殊更蔑視していた直哉の領域が子宮って。業の深さしか感じないよ…素晴らしい!笑

にしてもどうして深層心理までここまで女性に執着してるんでしょうね…本当業が深いな…

ていうか実際相当強いですよね。入れた時点で終了ではないけど実質そんなもんだし、自閉円頓裹と同じぐらい強くないかな?

 

憲紀も途中までは良かったんだよ。本当に。

結局羂索が上手だったとはいえ、先回して加茂家に行っていたのも素晴らしいし。

「私の生死はもうさしたる問題ではない」には、彼が加茂家の当主としてしか存在意義を感じられなかったんだろうなと切なくもなったし、仲間のために自らも犠牲にしようとしても頑張る姿はカッコよかった。

でもそっからフェードアウトしてしまった…なんで!?

フェードアウトしたから命は助かったのかもしれないけどさ…ここまでかなり影薄いキャラだったし(まともに活躍したの交流会の花御戦が最後でしょ)、ちゃんとここで強化してあげてほしかった。

どうして真希さんに描写いっちゃったの…憲紀強化して真希さんと二人で倒すで良かったくない?

 

真希さんは正直、今回に関してはくどい。

禪院家編が素晴らしかっただけに、また真希さんに強化パート割くのかと思ってしまったかな。野薔薇がこの位置だったらまだ分かるんだけど、真希さんに尺も描写も取りすぎだと思うわ。

なんかもう出番の比率逆転してません?真希さんの方がヒロインレベルで出番ありません?

その強化の仕方も強化内容も正直個人的には受け付けないものでした。

唐突な河童と侍は本当になんだ…侍はまだ分かる、河童は本気で意味が分からんかった。せっかくそれまでシリアスでやってきたのに、ぶち壊された感じがしました。

河童との相撲で強化もなんかふわっとしてるなあという感じで…まあ東堂が言っていたように、全身全霊で世界を感じて自然と一体化するということだとはなんとなくは思うものの、しっくりこないんだよね。

本当にポッと出でちょっと都合良すぎない?と思うし…。

おまけに領域の必中効果も無くなりますはちょっとやりすぎでは?

領域自由に出れるは結界も出入り自由だからまあいいんだけど、必中も認識できないので無くなるって…フィジギフ盛りすぎじゃないかなと思いました。

 

真希さんが強化されるにつれて、パパ黒もどんどん強くなってんだけど、過去の描写ここまでぶっ飛んだ強さではなかったと思うんだよな。空中で蹴るとかしてなかったでしょ。

私がパパ黒好きなところって、確かにめちゃくちゃ強いのだけど、五条には全く及ばず、だからこそ用意周到に策を練りまくってやっているところがすごく好きだったんですよ。知略を練って勝つのがすごくカッコよかったんだよね。

そういった強さの魅力が正直薄れてしまった気がしました…強化することで逆に。

まあこれでも正直五条には瞬殺されると思うけど、それにしてもなあ。

 

あとは真希さんが禪院家を虐殺したことについて特に何も思ってない感じなのがちょっと引っかかる。何かしら心境は描写してほしかったな…

ただ、199話冒頭で憲紀に自分と同じ轍を踏まないようにちゃんと母親に聞いとけ、と諭したのはすごく良かった。久々に真希さんらしい人間味を感じた。

というわけで敵の呪霊直哉は良かったけど、憲紀がフェードアウトしたのが本当に残念なのと、真希さん周りには強化の仕方も尺の取り方もうーん…となってしまいました。

 

 

はい、死滅回游終わりました!

でもこれアニメどこで区切るのかな。全然分かんないですね。

とりあえず、日車戦とシャルル戦は面白かったです。他は普通がレジィ、仙台、微妙が鹿紫雲戦と桜島かな…。

 

さて、新宿決戦か…気合い入れて読みます。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。