つれづれ

限界オタクのブログです

FF7リバースクリア後レビュー②ストーリー面〜終わり良ければすべて良しの真逆~

ゲームデザイン面だけで10000字超えてしまい。

ストーリーも長くなりそうなので恐縮ですがこちらに分けます。

FF7リバースのゲームデザイン面の感想はこちらです

 

yryrkun.hatenablog.com

 

 

ということで、本題のシナリオに関して。

私は、なんだかんだゲームの評価ってシナリオだと思うんですよね。他がストレス要素満載でも、シナリオ良かったら名作と思うじゃん。

最たる例がFF10で、あれも戦闘は面白くない、一本道、ミニゲームが鬼畜という仕様だけどシナリオの良さでFF7と並ぶ人気でしょう。

そういうわけで、シナリオに関して。項目分けすると逆に書きづらいのでダラダラ書きます。

結構キツいことも書いてると思うので、ご了承ください。

エアリスが嫌いなのか?と思われるかもしれませんが、リメイクのときも原作のときもエアリスはめちゃくちゃ好きでした。そして今回も13章までは普通に楽しんでましたので、好感度もちゃんと上げていることは前回の記事の最後でお分かりいただけると思います。その上で、最後の、そして終わってみるとリバースのエアリスはうーん…となってしまった者の感想であることはご承知おきください。

※原作最後までのネタバレを含みます

 


エアリス関連の贔屓っぷりが目につくし、それでかなりの要素がダメになっていた気がした。

いや、ある程度は分かるんすよ。この話で最後だから、ある程度は花道的な感じで分かるんすよ。

でも、やっぱりそれでかなりシナリオがグッダグダになってる気がしました。

まずもうさ、根底からひっくり返すこと言うと世界線設定というか、マルチバースいらなくない?これのせいで最終決戦から意味不明だし。

なんでこんな設定つけたかって、エアリスとザックスのためなのは丸わかりなのよ。死ぬ彼らの可能性のため。

でももうプレイ中ザックスパートがマジで鬱陶しかったんだよね。

(念の為言っておくとザックスが嫌いなわけじゃ全然ない。むしろ大好きなキャラだよ。しかも彼自体はエアリスと違いリバースでの扱いは出番の割に酷かったし、気の毒に思う。)

原作のシナリオをなぞってるときは普通に楽しいし、話に集中してるのに、ザックスパートの訳わからんさをぶちこまれると余計な思考が入ってくるというか、ぶった切られるんだよな。

まずこのザックス世界線の設定自体が割と不快なんだよね。バレット・ティファ・ナナキといった最後まで生き残った仲間キャラを消える世界だからって、クソ雑に消してんじゃねーよと思いました。

なんなのこの扱いの差は?エアリス・ザックス(+クラウド)の話に不要だから、邪魔だからという理由で排除したように見受けられた。それでザックスパートやってる間、割とここがずっと不快だった。

まさかさすがに出てくるよね?と思ったけど最後まで出てこず。エルミナの「きっと会えるよ、そう遠くない」を信じてましたけどこれはないと思う。

逆に言えばクラウドも結局あの世界線では目覚めなかったわけだけど、それ自体は良かったです。だって、クラウドはティファがいなきゃ目覚めないんだよ。彼は駅で廃人と化してたときに、ティファが話しかけたからこそ、覚醒して偽人格を形成したわけで、ティファがいなきゃずっと廃人状態なわけで。

ティファがいないのに目覚めさせるなんてこと、間違ってもやめてくれよ!と本当に思ってた。そこもザックスパート中ずっと不安不安でしょうがなかった。でもそこは死守してくれた。

仲間キャラを雑に消したのはいまだに許せない部分があるんだけど、クラウドの根幹(ティファがいないと目覚めない)を守ってくれたことは良かったです。こんなパートがなきゃ、これで不安に思うこともないんだが。

 


まあ、この話は置いといて。

結局このパートで何をしたかったのか終わってみてもまるで分からなかったんですよね。

それが一番の問題だと思う。

ザックスの扱いがただただ可哀想だし。

ビッグスはクソ雑に死ぬし。なんのために登場させたの?

ザックスがクラウド目覚めさせるために逃げてきたであろう宝条のところにもう一回戻って助けを求めようとするのも、理解困難。(結局目覚めなかったし流れ自体なしになったけど)

本当に考えてシナリオ作ってる?

まず世界線とか、二次創作で出てくるみたいな設定やめてほしいんだよな。

元から7にそういう要素があるなら分からないでもない。でも7には世界線だの並行世界だのそんなものは元から無い。だから異物感がある。無いところに無理に突っ込んで、電波みたいな台詞を喋らせて、最終決戦からエンディングゴチャゴチャになったんじゃ…これがいらねえ…ってなるんですよ。

ストーリーの最中に長々とぶち込まれるあのパートで何を成し遂げたんだ?という印象でしかなかった。

一番重要なことは、面白いかといえば、『全然面白くない』ところなんですね。

全然面白くない、まとまってもないことで面白かった7のシナリオをめちゃくちゃにしないでくれよと。

 


これが一番クソ化してしまったのが『エアリスの死』だと思います。

私は、開発者の方のインタビューをすべて読んだわけでは全然ないんですが、たまに拝見はしてました。

で、そのインタビューで必ずといっていいほど「原作の思い出は壊さない」「ストーリーの重要な部分や根幹は変えない」というふうにファンを安心させるかのように仰ってたんですよね。

リメイクのエンディングで不安にはなりつつも、リバースを進める中でザックスパートで更に不快と不安を覚えつつも、その言葉を信じて最後までやりました。

それで迎えたあのイベントは…なんだこれ…という他なかった。

リバースには先述したように13章まではとても楽しめたのであまり厳しい言葉はかけたくないけど、本当にここからがガチ意味不明・最悪・終わりよければすべてよしの真逆を行っていると思いました。

一番ダメなのが意味不明なことと、中途半端なこと。

私の心境を実際に如実に再現しますと

エアリス死んじゃうのかな…悲しいな…→

え、剣弾いた!?と思ったら謎に倒れててやっぱり死んでる(?)→

死んだと思ったら喋った…最後の台詞かな…原作では一言も喋れなかったもんね→

その後のバトル連戦でまるで悲しむ余裕なし→

出てきた!?は!?なんで戦うの!?→

と思ったら消えた…みんな悲しんでるしやっぱり死んだのか…→

目開けたこわー!!!ホラーやん!!→

え、幽霊…?→

なんで普通に喋ってんの?→

さよなら?ここでお別れではあるんだ…

っていう感じでした(爆)

ほんまに一秒も理解ができなかった。というかしたくない、脳が理解を拒んでいたと思う。

特に「決勝、だね」って出てきたところと、目を開けたところはごめんけど本当に恐怖でしかなかった。特に後者。ホラーだと思わなかった人いる?笑

本気で「え、こわっ」って言っちゃいましたよ…

 


声を大にして言いたいのは

原作通りにちゃんと水葬映して死なせるか、パーティーには同行しないけど生きてるかのどっちかにしろ。

意味不明、中途半端なのが一番ダメなの。

こんなプレイヤーの理解を置いてけぼりにする展開で、どうして評価してもらえると思ったのかが謎なんですよね。

ゲームの締めくくりって一番大事でしょう。それがめちゃくちゃすぎて本当に最後に最後にぶち壊されたなあっていう印象。

これの何処が、「原作の思い出を壊さない」なのか?と小一時間。

世界線が〜とか色々あるかもしれないけど、普通に考えて死んだ人間が戦い出したり、目を開けるのってホラーでしかないっすよ。恐怖よ。

 


私が一番憤ったのは、「感傷に浸ったり悲しい気持ちになったり、感情を揺さぶられることが全くなかった」ことなんですよね。

悲しむ準備をしていたのに、そんな時間も場面もまるでなかった。

悲しませてくれよ。

ただただ電波展開と、バトルが連戦すぎてそっちに意識が持っていかれ疲れ果てた。

仲間の死、序盤から探索も美麗なグラフィックで豊かに変わる表情で笑顔で一緒に冒険してきたエアリスの死。原作よりもどんなに辛くて感情を揺さぶられるものになるのだろうと思っていた。

原作は正直なところ、唐突すぎたのとあまりにもあっさりすぎて、もちろん悲しかったんだけどそれより唖然というかそっちが勝ってたんですよ。

だからリバースでは、もう少しエアリスと会話する場面もあって、美麗なグラフィックでより感情移入できるもっと哀しいシーンにしてくれるだろうかと、考えていました。

 

ところが、うーん本当にあのイベントは原作の思い出がぶち壊しだったね。

感情移入の真逆でしたよ。困惑に次ぐ恐怖で一ミリも入り込める場面がなかったよ。

本当に忘らるる都のイベントは、原作の方がよっぽど良かった。

「エアリスのテーマ」も、リバースは全然記憶に残ってないんだよね。なんか流れてたかも、ぐらいの思い出でしかない。原作だとあんなに印象的な場面なのに。白マテリアが転がる演出は同じなのに、その前後のごちゃごちゃのせいでマジで何の印象にも残らなくて…

エアリスのテーマが流れながらシームレスにジェノバLIFE戦に移行するのもめちゃくちゃ感情抉られたんですけど、リバースでは意味不明ごちゃごちゃで、戦ったのは覚えてるけど、BGMはあまり覚えてない…

キャラクターの描写もエアリスはもう贔屓っぷりが凄くてそれはまあお別れ会だよねってことで納得してたんですが、ホラー演出と電波台詞のオンパレードで何?ってなったし。

仲間のみんなの反応も、原作ではそれぞれ違う凝り方で、大好きだった。特にティファとユフィは印象深く、ティファがエアリスの頬を優しく撫でるのとか、ユフィがクラウドに抱きついて大泣きするのとか、女性の優しさが出てて最高だったんですよ…。なんで無くしちゃったの。

クラウドも、基本的に総じて原作よりRシリーズの方が仲間想いで優しくて好きなのに、忘らるる都のクラウドは圧倒的に原作の方が好きだった…。

悲しむふりはやめろ、は人形のように見せかけて本当に悲しいから泣いてたんだろうに、ラーニングとかいう謎概念もよく分からないし、エアリスの死から仲間に不安を吐露してそれでも立ち直って、死を無駄にしないために前を向いていた原作のクラウドの方がよっぽど好きだった。

他の場面は本当にRシリーズのクラウドの方が好きなのに、どうしてこの場面だけこうなのか。

3作目に不安しかないのだけど、最初に水葬の場面をしっかり映してこの問題を片付けてから、スノボをしてくれることを願います。本気で。

クラウド自身の自我の問題があるのに、エアリスの死でいつまでも引っ張らなくていい本当に。

エアリスの死は、これからの本筋のストーリーでやらなきゃいけないことが山積みの中でもうそこまで重要性のないことなんだよ。クラウドに焦点を当ててください頼むから。

主人公はクラウドはなんだから。クラウドの自我にエアリスの死は一ミリも関係ないの。

 

 

 

そして、リバースでエアリスの死のぶち壊しを見て改めて思ったのは、

エアリスは原作で悲劇的にあそこで散るからとても印象に残るし、人気が出たキャラクターだったんだなということ。

何度も言うようにあまりにもあっさりでびっくりしたけど、だからこそ強烈に印象に残るし悲劇のヒロインとして人気が出たんだと思いました。

都に入って一言も会話できない、はっきり背後から刺されて倒れる、以降本当に一言も喋らないし動かない。

だからこそ、祈りの場面で正面からの顔も悲劇的で印象に残る。

リバースときたら、刺された描写も曖昧、倒れてからも喋る、謎時空で戦う、目を開ける、喋ってさよなら。

意味不明すぎるし大事な大事な「喪失感」というものがまるで感じられない形になってたんだよね。

喪失感を名場面で無くしてしまったというのが、本当に大きな失敗だと思います。

この場面は、喪失感を感じさせなければいけなかった。

「エアリス生存させて」とか言っていた人も、リバースのエアリス見てあそこで綺麗に散るから良かったんだな…と思った人山ほどいるんじゃないでしょうか。

開発側が、極少数の意見を間に受けすぎではないかと思うことがエアリス関連ではありました。DISC1で辞めただの、そんなのクラウドの真実すら知らないエアプじゃないですか。そんなエアププレイヤーの気持ちをクラウドに投影させないでくれ。

ミニゲームでスノボが一番人気の時点でそんなもん極少数だろうに、エアプ層に配慮してどうするんだと思いました。

本気で7を好きな人たちのために作ってくださいよ。

 

 

 

ここまで本当に世界線もエアリスの死も酷評してますが、理解できる点もあります。

それは分作だということと、当時の反響

分作に関しては私は功罪両方あって、7のストーリーの現代技術で再現しようとするととても大変で(というか無理?)、深掘りとか仲間同士の関係性とかこのマップとか、分作でしかできなかったこともあったなと思う。

一方で、分作のために使えないキャラクターや出番の偏りがあったり、リバースセフィロスの先出しとかもっと先の要素をチラ見せしてきたり、クラウドが一番頭おかしい状態で数年待たされるとか、ダメだったなと思うところもかなりあった。

その分作のせいで、という一番大きな理由(弊害)が世界線とエアリスの死だと感じました。

数年空いて分作で発売される以上、何かしら新しい客の興味を引きつけるものがなくてはいけない。

その最たるものがエアリスの死及び、運命云々でどうなるの!?と引っ張ることだったんでしょう。

分作じゃなく、最初から一本ならこんなことしなくていいもの。

でも結果的にはそれが最もダメな形で出てしまったのがリバースの14章だと思いましたね。

理解はできるんだけど、FF7の主軸ってそこじゃないんだよね。

FF7は「星を救う物語」と「クラウドが自分を取り戻す物語」の2つの軸がある。

エアリスは前者に深く関わっていて、その物語のヒロインだと思う(後者はティファ)けど、死それ自体はイベントの一つであり話の中心ではないんです。

あくまでも中心はクラウドなのに、リメイクリバースと彼女の死で引っ張るために最後の方はまるで彼女が主人公みたいになってしまっていた。これが本当に良くない。

リバースに至っては、お別れ会だというのを考えても、一人だけ好感度イベントのムービー入りが多いし、コスモ演説、デートイベント中の強制歌唱、夢デートとかさすがにお腹いっぱいというか胸焼けがした。

エアリス以外とデート(特に女の子のティファユフィ)としてるのに、強制的に歌ぶっ込まれるのはどうにかならなかったのか?と思いました。デートは二人だけの時間でいたいんだよ。なんでエアリスの歌聞かされなきゃいかんねん。これ別の場面にできなかったのかな?と著名配信者の方も言ってました。

というか、普段のエアリスの高い可愛らしい声とパワーある歌声がまるで合ってなくて、急に英語で歌い出すのも含めて困惑した。(ワンピースREDのAdo並みに合ってない)

原作にあるならもちろんいいけど、ないんだよ全部。それもこれも最後に悲しんで別れるから花道だよなと思っていたところ、喪失感ゼロのぐちゃぐちゃ意味不明ラストでしょ。

エアリスの死それに連なる運命で引っ張りたかった気持ちは分作の都合で理解できる。

でも2作連続で最後にクラウド並み、いやそれ以上に出張るのはダメでしょう。

主人公はクラウドだということを忘れないでくれ。

エアリスの死って3作も引っ張る話じゃないんだよね。7の話の主軸じゃないんだから。今作でお別れ!ってしてほしかったのよ。

まあ、さよならした以上はもうパーティーメンバーには入らないと思うから、この点は評価しているけれど、とにかく水葬までちゃんとやって欲しかった。

3作目は早々にアイシクルロッジでまたエアリスの話はあると思うけど、それまでにちゃんと水葬映すなりなんなりでもうケリつけてください。もう引っ張る必要ないからね。

3作目はクラウドが自分を取り戻す物語が話の主軸になると思うし、そうであってほしいし、もうエアリスの死はそこには関係ないから引っ張らないでくれ。頼みますよ本当に。

 


ただし、開発の方が重きを置く理由として分作以外にも当時の反響もあったんだろうなとは思います。

当時ヒロインがあっさり死ぬというのは、本当にとてつもない反響があったんだろうなと。だからこそ必要以上に過大評価してしまっている感じもあります。

今では、主要人物もヒロインも死ぬのも大して珍しくもないし、だから今目線だとまだエアリスの死で引っ張ってんのかと思ってしまうのかもしれない。

当時のことは私には分からないから、これに関してはどうこう言えない気持ちでもあります。

 


もうエアリスはマジでお腹いっぱいだしこんだけ盛大にお別れ会したのだから、3作目は本当に必要最低限の出番だけでいいです。

原作で彼女の話が語られた場面と、ホーリーの発動、そしてエンディングでさらっと映る。それぐらいでいい。

でもザックスがあんまりにも可哀想なんで、ザックスとエアリスは再会させてあげてとは思う。それで終わりでいい。

ザックスパートははっきり言っていらないと今でも思うし、3作目もいらないんだけど出した以上は2作目よりは大幅に出番を減らして再会だけ書いてください。

まだ本筋の話の半分ぐらい残ってるんだから、2作目のザックスパート並みに入れるとかやめてくれよ本当に。原作の話でやらなきゃいけない大切なことがいっぱいあるので。原作の話をカットするなよマジで。

ザックス教会にいたし、エアリスとこの世界ではない別の場所で再会する布石だと思ってるんですけどね。さすがに。

 

 

 

 


と、ここまでエアリス関連についてかなりキツい意見を並べてしまいました。

まあ本当に、私が望むのは3作目で今度こそ彼女が出張らずクラウド主人公の話で締めて欲しいということ。

また、3作目でめちゃくちゃ見せ場があるはずのティファもちゃんとヒロインとして今作のエアリス以上に活躍させてほしい。(原作の出番は今作の範囲のエアリスよりよっぽど多いのでね)

 

 

 

 


で、本当にザックスパートとエアリス関連だけはマジでどうかと思ったんだけど、他のストーリー部分は良かったんです。

私がリバースのストーリーに不満しか持ってないみたいに思われるのは大変心外なので、もうここは本当に思う存分褒めさせていただきます!

冒頭でも書いたけど、13章まではめちゃくちゃ楽しくやれてたんですよ。

原作の話をなぞって肉付けしてるときは本当に面白い。そりゃ原作が面白いのだから結局それが一番面白いんですよね。

 


一番良かったのは、コレルのバレットとダインの話

リバース全体でもこれが一番良かったし、本当にボロ泣きしました。マジで良かったです。

本当に本当に、これぞ理想的なリメイク作品のストーリーだと感じました。

バレットの過去、原作でもめちゃくちゃ重い話なんですが、どうしてあそこまで神羅嫌いなのか、何が彼をアバランチのリーダーにまでけしたてたのか、そういったものが一気に知れて深みが出る話なんですよね。親友ダインとの一騎討ちも熱いし。

北コレルの治安の悪さも、ダインの闇堕ちっぷりもオリジナル以上。

やっていてすごく辛い話なんだけど、だからこそ良かった。

 


何が良かったって、もうツダケンさんのダインの演技力

感嘆の一言としか言いようがない。鳥肌。

はっきり言ってリバースで一番演技で印象に残ってるのがダインのツダケンさんの演技力だもん。

そんなに出番が多いわけじゃない。このエピソードでしか出てこないのに、本当に強烈で「すげぇ…」としか言いようがなかった。(だからやっぱり出番の多さじゃないんだなって。エアリスのことまた蒸し返してアレだけど)

最初にバレットの回想で出てきたときの過去のダインのときは、正直なところ合ってなくない?とか思ってました。炭坑の無骨な男としては、もう少し低い声のイメージだったんですよね。

ところがそんな風に思っていた自分をぶん殴りたくなるほど、再会した後の闇堕ちダインの演技は良かったです。

そこにいない妻や子供の幻覚を見ている様から、異様さが伝わる空気感でしたし、そこから対峙した後も後悔と羨望が混じり合った男の悲哀の表現が凄かった。

特に「お前は俺の愛するものをすべて奪っていく…」から始まる悲痛な台詞と、こんな汚れた手じゃもうどうしようもない(マリンが生きていたとて抱けない)という叫び、本当に胸に来ました。

この辺でね、ボロボロ泣いちゃったんですよね。涙が止まらなくなってしまって。

原作のときはこの話では泣かなかったので、泣くつもりなかったんだけど、本当にツダケンの演技力が凄すぎて馬鹿みたいに泣けてしまいました。

最初と打って変わってツダケンをキャスティングした人天才か?と思いました。スタンディングオベーション

 


あと、「ただいま…」とエレノアを思い返しているのも泣けた。エレノアさん、例によって原作だと名前しか出てこなかったと思いますが、ちゃんと姿が出るとより一層切ない。

振り返って、おかえりって言いながら抱きしめ合う…愛する家族との幸せな日常…あんなものを見せられたら泣くしかないんだよなあ。

ダインがどれだけエレノアやマリンを愛していたのか、原作よりもよほど伝わってくる演出でこれまた賞賛しかない。

ただ、幸せに日常を暮らしていたのに。神羅によってすべて奪われてしまった。本当に哀しい男だ…

 


ダインの最期にバレットにかける台詞が「マリンを泣かせるなよ」から「お前は生きて苦しめ」に変わってて、一見するとマジで救いようのない台詞に見えるんですが、バレットの自責的な性格を考えるとこっちの方が良いなって思いました。

もちろん本当に自分の判断に後悔しているところもあると思うんですが、ダインとのことは深い影を落としていて、「自分が悪い」と必要以上に自責思考にすることで自分を保っている節がある、と個人的には思う。

責任なんてない、お前の人生を幸せに生きていい、って言われたってそうはなれない人間なんですよバレットは。

だから、責任を感じているダインに生きて苦しめと言われたこと、楽して良いと言われるよりバレット的には素直に生きられるんじゃないかなと思いました。

この台詞の後はひたすら重いんだけど、そこからのクラウドとバレットとの会話がとても良くて、そこでこの話の終わり方が希望もあるようになったと思います。

あのクラウドが「全部背負うんだろ」って銃を渡してあげるし、バレットが一人で背負うには重いと言えば、「俺たちを頼れ」って言うんですよ。

この会話原作には無かったと思うんですが、これはめちゃくちゃに良かった。

リメイクの1章、あんなにお互いに馬鹿にしあっていた(←)クラウドとバレットが…!と本当に胸が熱くなりましたね。

クラウドがこんなに素直になって、二人がもうちゃんと仲間になってるんだなってすごく感じられる場面でした。

あの後パルマーが出てくる余韻のなさだけは本当にどうかと思いましたが、総じてバレットとダインのエピソードはめちゃくちゃに良いリメイクだった。

期待していただけに、それを大きく超えてくれてありがとうという感じでした。

 

 

 


コスモキャニオンのナナキのエピソードは、原作でも屈指の名エピソードで、私が原作で泣いたのってここと精神世界だけだったんですよね。(泣きの度合いは精神世界がボロボロ泣いてナナキの方は少し涙が出るって感じでしたが)

ちょっとバレットダインの映像化があんまりにも良すぎたのもあって、少し落ちる印象にはなってしまいました。涙は出なかった…

とはいえ、やはり元々のエピソードがとても良いので普通にジーンとしたし良かったです。

ギ族は原作だとよくわからない存在ではあったので、黒マテリアの設定追加とかの掘り下げは良かったな〜と思いました。先述のサブクエ(本編に入れろ)と合わせて、原作よりもより深くナナキがギ族のことまで考えるとようになっていて、それはすごく良かったですね。

でも欲を言うなら、セトをもう少し掘り下げて回想とかで戦っていた描写を見せてくれたりしたらなーって思いました。

原作だとみんな声なしだしあのポリゴンなんでそこまで感じないんだけど、現代の映像化だとダインの演技が凄すぎて、持っていかれてしまったので、セトもそういう意味で動くところがあればより良かったのになーって思ってしまいました。

これに関しては完全に贅沢です、すみません。

 

 

 

で、バレットとダイン編がやはり一番印象的で良かったんですが、その次に面白かったのはジュノン潜入編ですね!

まとまっているし、原作の良さをそのままに、めちゃくちゃ面白い肉付けがされていて本当に素晴らしかったです。

4章は終わった後も満足感が凄くて、この話面白かったなーって思ったんですが、全体クリア後もやはりかなり完成度が高かったなと感じました。

原作の時点でも、敵の大拠点に潜入してパレードとか結構面白かった記憶はあるんですが、今回も大筋をなぞりつつ肉付けが素晴らしくて、本当に理想的なリメイクの映像化でした。

第七歩兵連隊という神羅側の仲間のような存在ができたり、ルーファウスがこちらに交渉を持ちかけてきたりとワクワクが止まりませんでした。

 

まずジュノンの街並みがあまりにも綺麗で、ひたすらフィールドマップを走り回るだけで大興奮していた記憶があります。ルードのハゲバーもちゃんとあったし…

加えてパレードが始まってからの映像の壮大さとスケールのデカさ。大観衆と大砲という、画面映えが凄かったなと。圧倒されました。

 

第七歩兵連隊はもうただただ良い人たちで…神羅側の良い人っていう存在がよく分かる感じになってましたね。上がクソなだけで、下っ端で働いている人はそりゃ普通の人なんだよな…というのを考えさせられる話でした。

原作ではこんな展開ないし、部下ができるわけもなかったと思うんですが、神羅側に深みを持たせる意味合いというか…騙している申し訳なさが凄かったです。

最後、港で多分もう気づいていたと思うんだけど、何も言わずに、ね…。

この人たちがいたことによって、神羅のことを考える話になっていたし、お話的にも面白く、すごい良かったです。

 

ルーファウスとの交渉の件は、演説も含めて本当に大物なキャラになったなと。原作に比べてめちゃくちゃカッコよく見せようとしているなーと感じました。

実際カッコいいし、この鋭さは人気出るよなと。

マジでどうなるのこれって思いながらワクワクして見てましたが、結局はユフィの横槍によって破談して敵対は変わらず、には上手いことやったなと思いました。

バレットも言ってたけどちょっと性に合わないところもあるからねー。

この後の話で「何故誰も親父の暴走を止めなかった?」とプレートの件を幹部に言うシーンとかも、そんなまともなん!?って思ってしまいました。

次回作、ジュノンでティファたちを勾留するところとか、これならどうなるんでしょうね…

 

 

そういう感じで大変良かったところも多かったです。

 

 

ゴンガガに関しては…というか、クラウドとティファに関しては、リバースだとやはり辛いなと思うところが多かった。それでも、すごく特別に、丁寧に書いてくれてるなと思いました。

最初に言っておくと、私は、原作やってこの二人の関係性に感動して、カップリング的にはクラウドとティファが好きなんですね。

だけど、リバースの原作範囲を聞いたときに忘らるる都までではティファの出番自体そんなないよな〜と思い、カームの回想とゴンドラデートぐらいしか楽しみないよな〜って感じでした。

ティファって、クラウドの過去と非常に密接に結びついているキャラで、その性質上種明かしが始まるDISC2以降に真に活躍が増えるキャラなんですよね。なので最終作は必ず見せ場がたくさん貰えると思っているけど、リバースは最初から二人の関係という意味ではあまり期待していませんでした。

 

ところが、ここまで2作目の段階でちゃんと特別に書いてくれるとは思わなかった。

カームの回想は台詞まで殆ど原作通りで感動したし、わざわざ一般兵がティファを庇うシーンを入れてくれたり。

ジェノバかどうかでセフィロスに疑念を植え付けられて、ティファを疑ったりするの、正直辛いしティファの気持ち考えろや!って百万回言いたくなるんですが(ちゃんと謝ったから許す)、わざわざこんな原作にないすれ違い描写入れてまで、精神崩壊と精神世界へ繋げようとしてくれてるなーという意志は感じたし、ちゃんと二人の関係を特別に書くつもりがあるんだなと思いました。

すれ違いは辛いんだけど、それって精神世界で想いを通わせるまでの前振りなんだよな、明らかに。原作の段階で、クラウドはともかく、ティファはクラウドに対してずーっと疑念と不安を抱きながら、めちゃくちゃ悩みながら旅をしていました。

こういう描写があることで、竜巻の迷宮での精神崩壊もより辛く描いてくれる気がする。

もっと言えば、執拗なまでにセフィロスクラウドにティファに対する疑念を植え付けようとしていて、めちゃくちゃ引き裂こうとしてるんだけど、それってセフィロスからもティファはクラウドにとってなくてはならない存在として警戒されてるってことなんですよね。

原作だとセフィロスが二人にちょっかい出してきたのって竜巻の迷宮ぐらいしかなかったと思うんだけど、リバースでここまで対立構造が描写された。

クラウドをなんとかして精神崩壊させて空っぽの人形・自分の手駒にしたいセフィロスと、なんとかしてクラウドに本来の自分を取り戻させたいティファ。

今まではクラウドに対してティファへの疑念を植え付けようとしていたけど、竜巻の迷宮ではティファがクラウドへの疑念を拭いきれずに肯定してあげなかった結果、クラウドは精神崩壊したわけじゃないですか。だから、今度はティファに疑わせるようなことを言うっていう流れで決定的な破滅に導こうとしているのでは。

これは、3作目でめちゃくちゃちゃんと精神崩壊のところで書いてくれると思っています。

 

 

という、考察や開発の方の考えを顧みても、やはりゴンガガは辛かった。

原作で一切こんな場面ないのに、ティファの精神世界を描いてまで、クラウドの正気を失ってセフィロスに操られている描写、二人のすれ違い、それから不安の吐露、和解までわざわざ書いてくれたのには感謝しかない。

ティファの見せ場が本来全然ない2作目の範囲にぶっこむぐらい、ちゃんと二人の関係が特別なものだと描いてくれて、大事に考えてくれているのは分かるし、それは今後に期待が持てるし嬉しかった。

 

でもやっぱり、完全にセフィロスに意識を乗っ取られている描写があったとはいえ、ティファに斬りかかって魔晄炉に落とすクラウドは見たくなかったなーと…

あの場面の魔晄に近づいてフラフラしてたクラウドがいきなり周りをほっぽって「ティファー!!!」って絶叫して駆け出したり、いなくなった後にまた絶叫してたり、一体どんな演技指示があってここまで絶叫してるのかとかすごい気になるところではありました。ここまで叫びまくってるクラウド初めて見たもん。というかストーリー通してここしかないよね。

ジェノバが愛する顔、恐れる顔に化けると何回もセフィロスさんが説明してくれましたが、前者はティファ 、後者はセフィロスってことなんでしょうね。ここでもまたクラウドにとってのティファとセフィロスを物凄く対比してきている…。ジェノバに関しては本当にこの性質が厄介ですよね。愛する人に牙を向けてしまうんだもん。

 

 

そこからのティファの精神世界は、嬉しい気持ちと、正直複雑な気持ちと半々って感じでした。

映像化されて確かにテンション上がった気持ちもあったんだけど、ニブル山のエピソードって、原作だと「山の向こうに」という激エモの切ないBGMが流れて、幼少期のクラウドがティファをずっと心配してこそこそ追いかけてきたり、誤解されてティファパパに近づくなって言われちゃったり、悔しい思いをして強くなりたいと思ったきっかけの話なんですよね。

その後、ソルジャーやセフィロスの存在を知り、ティファに認められたくてソルジャーを目指すんだけど。クラウドが強くなりたいと思った源流はこの話にあるんですよ。

ここでのクラウドの長い長い独白と、ティファに対する想いがあまりにも不器用で、いじらしくて、健気で、原作でボロボロ泣いた話だった。

クラウドの精神世界でのあの独白が大好きだったから、それが無くて、ティファだけ思い出しても、なー…という感じで…。

戻ってきた後にシスネの家で話す場面で、ティファから言われただけで普通にクラウドがこのエピソードを思い出していることにも驚いたんですが…

なんか、"事実だけ"思い出している感じというか。

この出来事のときにクラウドはどう思っていたのか、「ティファを守れるぐらいに強くなりたいと思った」という一番大事な部分が無いんだよね。いや、見方を変えればクラウドの精神世界ではないから思い出せてない…とも取れるのだろうか。

とても大事な部分だし、大好きなエピソードだからこそ、これで消化した扱いにはしてほしくないんだけど…!

という思いがあって、うーん、複雑でした。

 

 

3作目で精神世界は絶対あると思うし、原作の時点で完成されていたけど、さらにパワーアップしてくれると信じているんですが。

そこで、このニブル山のエピソード以外もあるよねと信じています。

小説で、ごく小さいときには家を行き来して遊んでいたらしいのに、何故か疎遠になってしまったというのがあり、その「何故」をティファが覚えていないので、そこら辺を掘り下げてくれるのではないかと期待しています。

そして、ティファは給水塔でってので分かるけど、クラウドはいつ何がきっかけでティファを好きになったのか、それもすごく知りたいのでちゃんと描写してほしい。

でもさっきも言ったように、ニブル山の話もクラウドの強くなりたいと思ったきっかけの部分がないから、この話もまたクラウド視点でやってほしいものです。

 

 

セフィロスに操られていたとはいえクラウドてめえー!!!ぶん殴らせろ(と思ったけどバレットがやってくれてた)という気持ちと、精神世界に少し複雑に感じた部分はありました。

ただ、最後の会話場面で、クラウドが初めて弱音を吐いたんですよね。

何人も俺がいるような感じ、どれが本当の俺か分からなくなる…と言ってましたが、この場面でティファにだけ話したことは、やはり意味があると思いました。

原作だとエアリスの死後、忘らるる都でエアリスに斬りかかったことを同じように仲間全員に話していたんだよな。

それをわざわざリバースではティファ相手だけに変えてきている。

変えたことによって、パーティーみんなの絆や理解が薄れてしまったな…という思いもあるんだけど、ティファだけがクラウドの弱いところに触れられた、つまりは今後の精神世界での繋がりになっていくんだなあと感じた。

他に、ニブル山でザックスの件でまた劣化を恐れていましたが、それもやはり聞いていたのはティファだけと徹底してるんですよね。

だからこそ、本当に精神世界楽しみです。ティファに重要な役割を持たせようとしてくれているのを、この時点ですごく感じるから。原作だとこの段階はそこまででもなかった。

クラウドが弱音を吐いてくれたのは嬉しかったし、それを受け入れられるティファは本当に聖人レベルに優しいなあ…と。

正直な話、自分に斬りかかってきて落としたとか、普通だったらとても許せないと思うし、もう少しぎこちなかったり、そっけない態度でもいいと思っちゃったんだけど(爆)

でも、ここでティファがクラウドを突き放してしまうと、それこそ本当にセフィロスの思う壺なんですよね…だからこそ、ティファもすべてを受け入れてくれたのだろうけど…

「私が守るから」と言えるの優しすぎというか、覚悟決まりすぎというか…本当に、クラウドお前は一生ティファに感謝して共に生きていきなさいよ!

でもちょっとだけやっぱりティファからクラウドへも突き放してほしいと思ってしまうんですが笑、竜巻の迷宮でちゃんと見れますかね…?

ティファに信用されなくて自我ぶっ壊れるクラウドが見てえよ〜!!!!(大声)

 

 

と、ひとしきり真面目に、極力恋愛関係は抜きにして二人の描写を語ってきたんですけども。

以下からは恋愛描写について触れざるを得ないので対戦よろしくお願いします!

 

ねえ…ゴンドラデートでのキス

衝撃的すぎて正直なところ本当に今でも色々考えている。なんというか、この段階でのクラウドとティファ、それからRシリーズ通しての二人について割と考えが変わるきっかけになりました。

えーと、正直なこと言うと、リバースで検索してたときに「キスした」ということだけ、ネタバレを思わぬところで被弾してしまいました笑。まあ1年経ってるし、しょうがないよなあ…と。

ただ、キス!?唇と唇!?うそやろ!?で驚いたのはそうなんだけど、おそらく事故チュー的な感じかな?と思ってました。マジで。

あと、すれ違いもあったし、そもそもこの段階のクラウドは偽人格でティファともお互いに気持ちを通じ合わせられていないと思っていたし、デート迎える前で半信半疑でした。

なんで、ゴンガガのキス未遂も本当に正直驚いて、ユフィたちがチューするよ!とか言ってるのも、「え、そんな空気?早ない?」と思ってたので、飲みこめてなかった。未遂で終わってくれて正直ホッとしてた笑。

 

が、実際見てマジで驚愕…本当に「したい」という意思をもってお互いしばらく見つめ合ってやっとる

今回も相変わらず飲み込めてなかったし、というか「クラウドお前何やってんの!?リミットブレイクしすぎ!」っていう感じが一番強かったです笑。

キスしたくなっちゃったのかな?みたいな…。

その前の腕を引っ張って少し強引に抱き寄せるところでは、男気見せたね!クラウドくんやるやん!って思えたんだけど、キスはさすがに本当にびっくりした…

降りた後の照れっ照れのぎこちなさとかも、ちゃんと"そういう"ものだって分かってやったんだ…と、更に追撃を喰らった。恥ずかしいことをしたっていう自覚あったんだ…みたいな。付き合いたてのカップル見てるみたいな空気感でさ…。

正直未だに信じられていない。

 

考えが変わったというのは、この段階での二人に明確に恋愛感情があるんだなっていうことです。

特にクラウド。自分から結構強引に抱きしめてキスしてって…めちゃくちゃ恋愛感情持ってるじゃん。

キスはもう言い逃れができないよ。キスだけは恋愛感情持ってないと、女性としてティファのことを見てないとやらないもの。唇だもん…

この段階でっていうのは、原作では精神世界で本当のクラウドを取り戻して思いを通わせ合って、決戦前夜に恋愛的に結ばれたと思っていたんです。だから、4年半前に書いたリマスター版のプレイ感想でも、「リメイクでは決戦前夜にキスシーンぐらい入れてくれてもいいんですよー」と書いていました。

だから、キスはもしかしたら決戦前夜なら入れてくれるかもな〜ぐらいに思っていたのに、まさかゴールドソーサーの段階でするとは思いませんでした!

 

だって、今のクラウドってクラウドだけどクラウドではない…色んな記憶や他人の振る舞いやそういったものがごちゃ混ぜになっている、偽人格のクラウドなんですよね。

その偽人格の状態でも、思いっきりティファが恋愛的に好きで、ティファにだけ恋愛的感情を向けてるんだ…というのが衝撃的でした。

原作だと、偽人格時のクラウドは誰に対しても特別にそういうのを向けていた印象はなかったんだよね。エアリスに対してもティファに対しても、同じ態度で接していたと思う。クラウドはリメイクよりもよっぽどスカしていたからなあ。

それが、Rシリーズだと本当に仲間に柔らかくなってるし、特にティファに対する態度は他の仲間と何か違うなと思うものがあって、それを描写してくれている印象だったんだけど、ゴンドラのキスで頂点に達したなと感じました。

エアリスやユフィとのデートも見たけど、やっぱりなんか違うんだよな、空気感もクラウドの態度も何もかも。すごーく分かりやすく差をつけてくれてるなと感じた。別にこれは他の仲間を下に見てるんじゃなく、『仲間』であるのと、恋愛感情を向けている『女性』に対する態度は違うんだなと思いました。

まず、ゴンドラに乗るときに恥ずかしがるのもティファとだけだし、降りるときにめちゃくちゃぎこちなくて恥ずかしがってるのも、異性として意識してることの証左なんだよね。

それから、デート中にクラウドが花火をまるで見ずに相手のことをガン見していたのも、ティファだけだったんですよね。というか…ティファとのデートだけ、他と比べて圧倒的に「クラウドにフォーカスした」「クラウド目線」の場面が多い。なんなら、ティファよりクラウドの方がちゃんと映ってる場面が多かったのではないかという。

顕著なのが2回も、クラウドが窓の外を見ずにティファをガン見している場面があって、ティファはピントがズレててクラウドにフォーカスされてるんですよね…。他の仲間は、ちゃんと相手にフォーカスされている。そりゃそうだ、分岐のデートイベントなんだから相手を目立たせなきゃね。

それなのに何故ティファとのデートはこうだったのかって考えると、それだけクラウド自身の気持ちが前のめりで、相手→クラウドが強いところを、クラウド→相手への気持ちが強いことを表現したかったのではないかな…とか考えました。

全く同じ段階で起こる同じシチュエーションだからこそ、非常に違いが面白くて、ここまでちゃんと差をつけてくれたの、本当にクラウドの仲間と好きな女性への態度の違いが分かりやすくて感謝しかない。

 

クラウドくん、好きな女の子にはめちゃくちゃ積極的になれるしグイグイいくタイプじゃん!知らなかったよ!

何…これ、クラウド?とか思ったんだけど、私自身が理解が足りない、いや新しいクラウドの「男としての側面」を見せてくれたのかもしれない。

いやー本当に普段のクラウドは押しに弱いし、押し切られることが殆どなんだけど、ティファ相手には自分から積極的にグイグイいってるの見て、感動してしまった…

多少強引に抱き寄せたり、キスしたりできる男だったんだ…!って、一種の感動ですよね。

それも、ティファはおそらく雰囲気に流されてる?って自制しようとしてたんですよね。(最初流されてる?ってなんのことか分からなかったんだけど、多分ゴンガガのときみたいに〜ってことだと思われる)

ここで自制しようとするティファって本当にいじらしくて、だからこそヤキモキするんだけどでもそこがかわいいんだよなあ…

そんなティファを引っ張って自制しなくていい、俺に捕まれ(意訳)してキスまで持っていくクラウドの男らしさに私まで普通にキュンとしてしまいましたね…

めちゃくちゃ「男」じゃんお前!ってなってしまった。

好きな女の子にキスしたいと思うぐらいちゃんと男としての欲があってなんか安心したよ!ちゃんとそういう欲求あるんだ!ティファ限定で!

 

そういうわけで、クラウドくんの「男」が見えて、恋愛感情をはっきりさせてくれたリバース、その点については感謝しかない。

2作目でここまでやっちゃったなら最終作ではリミットブレイクして超究武神覇斬までいっていいですから!決戦前夜、匂わせがあるのを期待してますから!二人が一緒のベッドで寝てるところとか、入れてくれないかな!笑

 

でもまあなんかテンション上がっちゃったんですが、冷静になって考えるとこの直後からクラウドは神殿に入ってジェノバ細胞による侵食と支配がもう頂点に達していきますし、ティファはティファで「あれなんだったんだろう…」とは思いつつもそれどころじゃなくと、疑心・不安・すれ違いがあるんだろうなと思っています。悲しいね。

本当に精神世界が早く見たいよ…期待以上のものにしてくれることを願います。でも間違っても、他の人は介入させないでほしい。正直な話リバースを見てると不安になってしまうんですが、このラインは絶対に間違えてはいけない。原作通りにクラウドとティファだけの精神世界であってくれ。

 

 

 

 

さて…後半はダラダラと恋愛模様まで書いてしまいましたが、最後にリバースの各キャラに少しコメントしていきたいと思います。

クラウド

お前マジで早く本当の自分を取り戻してくれ。そしてティファに感謝していっぱい愛してやってくれ。

分作の一番嫌なところだったんですけど、一番クラウドがあたおかなところで終わるんですよね。この状態で数年待たせるの本当に勘弁してほしい。

原作なら一本であたおか状態から本当の自分を取り戻せて感動するのに、後味が悪すぎるんだよね。

ミッドガルはまだ脱出したという達成感がありましたけど、今回はクラウドが一番あたおかで終わるんだもん。本当にもう早く本当のクラウドに会いたい…こんなに強く思ったことはありませんでした。

最終盤は少しクラウドがおかしすぎて嫌になりかけちゃったし、その度に原作の自我崩壊する可哀想なクラウド、精神世界での一途で健気すぎるクラウド、仲間に熱く戦う意味を問いかけるクラウドなどを思い返してクラウドの良いところ・好きなところを考えます。

本当はものすごく良いやつなのよクラウドは…

 

 

◯エアリス

今回割と賛否が分かれてそうな…いや、うーん。私もリメイクも原作もCCのエアリスも好きだったのに、若干苦手になってしまいました。

なんだろうな…うーん…さすがにお別れ会とはいえ特別扱いが凄すぎて胸焼けがしてしまった…

あと、クラウドに散々グイグイ猛アタックしておきながら、告白して「どの好きなんだろう」には、はあ?となりました笑。

分かってないのにあんなに猛アプローチしかけてたの…?みたいな。

軽はずみな気持ちで告白してんじゃないよ。クラウドがマジでその気がなかったから良かったものの…

いや、最大限エアリスのことに配慮して考えるなら、どうもクラウドのティファへの気持ちには気づいてるっぽかったし、ハナから受け入れられないだろうなと思って最後の思い出作りに告白したんでしょうか…(と思いたい)。それはそれでどうかなとは思うけど。

エアリスのクラウドかな…ザックスかな…はもう主人公でもないしどうでもよくって、そこに尺割かないでほしかったなという気持ち。(だからエアリス主人公?とか今回批判されてるんだと思いますよ)

ただ振り返ると、エアリスはやっぱりザックスが「恋愛的な好き」なんだろうなと思うところはある。

デートしてるときは象徴的でずーっとクラウドにザックスがしてくれたみたいな返答や言動を求めてるんだよね…それもう忘れられないしザックスの幻影を追い求めてるそのものなんですよ…

今のクラウドは確かにジェノバ細胞によってザックス成分が入ってるし、ザックスっぽい仕草をかっこつけですることもあるんだけど、それでもザックスその人ではないので、期待した返答が返ってこないことが多々ある。それに対しても露骨になんか違うな、と思っている節があった。

私が思うに、エアリスはグイグイ引っ張ってくれる「ように見えて」本当は引っ張ってほしいタイプの女性なんだと思う。

エアリス自身が、コスタのクエストであなたはグイグイ引っ張るタイプの女性って言われて「それは…どうかな」って否定してたんですよね。私これものすごく意外で、そうなの?って思ったんですけど(確か著名な実況者さんもこのエアリスの発言には「いやそうでしょ」ってツッコんでいる人が複数いた)、デート中の言動を見ると確かになあと感じました。

CCのザックスといるときのエアリスってすごくしおらしくて、可愛らしい女性なんですよね。グイグイって感じは全然ない。それでいて本当に自然体で、穏やかで楽しそうだった。

ああいうエアリスを見ていると、年上で自分を引っ張ってくれて頼りになる男らしいザックスって、本当に理想というか一番自然体でいられるんだろうなという感じがするんですよ。

エアリス自身にグイグイを否定する発言をさせたのってかなりデカいなあと思っていて、私も今まで誤解してたなあと思いました。

じゃあ最初からあそこまでクラウドにアプローチさせなくていいでしょとは思うんだけど、まあ原作もあるしエアリスファンのためにそういうのを入れたのかな…で、デートしてなんかやっぱ恋愛とは違うなってなったのかな。

クラウドを見ていると、ザックスを思い出して切なくなる…そういう描写はすごくエアリスらしいなと思うし好きなんだけど、あそこまでベタベタ強引にデートさせる必要はあったのかなとは今でも思うかな。単純にことあるごとに強引にデートさせる行動ってあまり良い印象持てないから…同じような行動をさせても違うことでザックスとの違い、未だにザックスを忘れられない描写なんだろうなとは思うけど。

最終作では原作以上の出番はなくていいけど、ザックスと再会できることだけは願っています。

あとはリメイクだとたくさん感じたエアリスとティファの友情がやっぱり薄くなっていたように感じたな…そこも残念。最後、草原で落ち込むティファに寄り添ってあげてほしかったです。

これだと結構キツい意見が多くなってしまったので、好きなシーンをあげると、ゴンドラデートのエアリスの台詞は原作から好きだったのでやっぱり好きでした。

「あなたを探しているの」「あなたに会いたい」っていうのが、そしてそれが叶わないのが、本当に切なくて、すごく胸に来て好きだった。この流れ自体は原作と変わっていなかったので、その場面はやっぱり好きでしたね…

 

 

◯バレット

バレットについては、先述してダインのところで散々書きましたけど。

本当にリバースのバレットは良かったね。一番な見せ場が最高の形で映像化されて良かったと思います。

リメイクよりも仲間になって時間が経ったからか、クラウドへの態度も柔らかくなったし、相棒というぐらいの仲になっていて、すごく見ていて微笑ましかった。

ニブルヘイムでも、クラウドとティファの心境を気遣ってくれたのも良かった…。

ユフィが加入したことでパーティーみんなのお父さん的な立ち位置にもなっていて、やり取りで笑ってしまったり。愛着が持てるキャラになってたなあ。

あとデートイベントは本当、ティファの次に好きだった。ミーナさんとの話とか、原作だと名前しか出てこなかったのですごく掘り下げられてて、バレットの奥さん愛がリバースだとよく描かれてて本当に良かった。神殿でのミーナさんの姿には泣いてしまった。

原作だとバレットデートって完全にネタだったのに、すごい良い話にガラっと変わっていて男の友情を感じる話でした。

クラウドにガーっていけ!というのは、もしかしたらティファデートとリンクしてるのかなあという印象でした。

 

 

◯ティファ

ティファを抱きしめてあげたい。

本当に心労がヤバすぎて…どんなに辛いことが多かっただろう。しかもまだ解決してないし不穏だから余計に辛い。

リバースの時点でクラウドの介護させられるとは思いませんでしたけど笑。でも裏を返せば、クラウドが何かあったときに落ち着かせられるのはティファだけっていう描写というか、これもミディールでの介護や精神世界に繋がるんだろうなと思ってるけど。

ティファみたいな完璧な女性本当いねーよ。聖人かよ。欠点どこよ。もう同じ女としてひれ伏すしかないわ。

強いて言えば後ろ向きな性格だろうけど、正直クラウドの奇行によって思い悩むのは当然といえば当然なんですよね…。

細かい描写ではあるけど、ユフィが毎回乗り物酔いして倒れたときにいつも寄り添って介抱してあげてるのはティファだったんだよね…そういう描写の度に、本当に桁違いに他者思いで優しい人だよなあとつくづく感じました。

今は本当に辛いだろうけど…きっと精神世界や決戦前夜で彼女が報われて、幸せになれると信じています。こんなに辛い思いしてきたんだから、とびっきり幸せな描写であってほしい。

 

 

◯ナナキ

コスモキャニオンでの話とか、ギ族との対話を通して父さんをも超える、そういうナナキ自身の成長をすごく感じた物語だった。

リバースの中で一番成長していたのは間違いなくナナキだなと感じました。

あとは、クラウド・ユフィ・ナナキの(精神年齢)16歳トリオの会話が本当に可愛い!同級生の帰り道みたいで最高。

サボテンダーもこの3人でしたけど、一人だけあのポーズすることにノリノリだったりね。

でも割とユフィやクラウドをおちょくってる面もあって、原作よりも生意気なところがあった気がする笑。

ゴンドラでまさに犬!って感じで鼻息荒くして走り回ってたのも可愛かったですね。

かわいいしか書いてねえ…←

 

 

◯ユフィ

ユフィちゃん本当大好きー!!!!めちゃくちゃ可愛くて、しかも強いし基本編成に入れていた。

ユフィだけ性能に言及するんですが笑、本当、遠距離も近接も範囲攻撃も回避もすべてが優秀…こいつ一人でできないことないだろってぐらい優秀でした。何よりマテリアいらずで四属性攻撃できるの強すぎでしょ。

そんなこんなで、ユフィは原作のときから編成入れてるぐらい好きでしたが、今回も変わらず入れてた。

原作だとほとんどなかった彼女のバックボーンや本筋への関わりが、ユフィ編によってしっかり補強されて、アバランチへの憧れとかパーティーについていく理由にもなっていたし良かったです。

あと、コレルでのバレットに対する反応が真逆で、原作だと神羅なんか信じる方が悪いと突き放してましたが、今回は一人だけバレットを果敢に庇おうとするし怒りに燃えていたし、とても仲間思いになってたなあ…それも良かったです。

ユフィがいることでゴールドソーサーへ向かうロープウェイも明るくなったし、本当に仲間になってくれて良かったなあと思うキャラでしたよね。

あとコスモキャニオンの集会での「全然信じてないんだよね」「早く終わんないかな〜これ」には百万回頷きたい。ワイも全く同じ感想や。そういうユフィが好き。

というかどうもリバースのコスモキャニオンって宗教感がなんか強くて…セミナーとかいうからだろうか…ナナキの話は良かったんだけど、本当あの宗教感はマジで残念だった。(それでいうと、ニブルヘイムも原作のマジの隠蔽の「5年前?何の話ですか?」ってすっとぼける住人の方がホラー感強くて良かったんだよなあ…まあ、クエストとかする都合とか色々あるのかもしれませんが)

脱線しましたが。

クラウドとの兄妹感が本当に可愛かった。ユフィに振り回されてる掛け合いがすごく好きだった。結局年上でも年下でもクラウドは押されるんだよな…本当ティファだけだよクラウドが優位に立てるのは…w

最後の眠りの森での「アタシのこと、仲間にしてよかったでしょ?」にはうんうんと頷いたよ。ムードメーカーとしても本当いてくれて良かった。

あと、やたらクラウドとティファを冷やかすような発言が多かったんですが、ユフィちゃんさすがですね…クラウドの気持ちに気づいているとは…分身の会話とか本当面白かった。最高ありがとう。

 

 

ケットシー

もう神羅屋敷の箱投げがマジでトラウマなんだけど←

ケットシーも、原作よりも仲間として過ごす過程というか、仲間としての絆を感じている描写がグッと増えていたなあという印象です。

クラウドに「信じるぞ」と複数回言わせていたのも意図的なものでしょうし、ケットシーが鞍替えする大きな理由になっていたな。

ただ、原作の「誰にもお金を貰えるわけでもないのに〜行く末を見たくなった」という台詞は心に響いた台詞だったので、仲間に同行するときに言ってほしかったな…

あとはゴンドラデートで、男4人のときに本当よう頑張った…あの空気を本当によく頑張った…

すっごい大笑いしましたし、良かったです。原作だと彼らとはデートできなかったはずなので、追加に感謝。

 

 

◯ヴィンセント、シド

早くパーティーメンバー入れ以上。

正直分作で一番割りを食ったキャラだよなあ…それは①のシステム面でも書きましたけど、やはり残念、

ヴィンセントはカードゲームで明らかに出番増やそうとしてるのが笑えました。でもあれが本作のヴィンセントの見せ場になっているかもしれない…いや、都でティファを庇ったところはカッコよかったですね。本当ルックスいい。

次回ルクレツィア周りもちゃんと深掘りしてやってほしいです。

シドは陽気なおっさんで、能天気なところとかは良かったですね。

でもロケット村カットはマジでなんだろ…どのタイミングでいくのか…シドの話原作ではかなり好きだったし、本当ちゃんとやってほしいです。

 

 

 

言い忘れてた…レノの出番少なすぎて悲しかったよ…

声優さんの都合なのは分かってる。私も藤原啓治さんのお声大好きでしたから。

ただ、レノというキャラはキャラなのであって、声優さんの都合で出番が減っちゃうというのは正直どうなんだろという思いは今もあります。それこそ、海外勢からしたらマジで関係ないだろうしなあ。

キャラクターが最優先だから、ちゃんと新しい声優さんを起用してルードとの出番がもっとあれば良かったって本当に思った。

ルードとイリーナがコンビみたいになってるじゃん…

神殿でようやく出てきてくれたのは本当に嬉しかったけど、あそこでレノ&ルードと戦って、やっぱりこの二人なんだよなってつくづく思った。

次作はさすがに新しい方を起用するということですけど、それなら今作からやってほしかった…

私、レノはかなり好きなキャラクターなので、今作の出番の少なさは本当に寂しかった。

 

 

 

 

 

さて!ようやく終わりです。

気づいたら20000字超えてた…頑張ったな…

合わせて35000字ぐらいになっちゃいましたね。

こんだけ長々と書いてしまう時点で、私はやはりとてつもなくFF7が好きなんでしょうね笑

長々とお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

書き留めたことで、私のリバースも真に終わることができたと言えます。

 

エンディングは本当なあ…いくら分作といえ終わりよければすべてよしの真逆をいってしまっていると思いました。

ただ、物語全体を振り返るとこのように楽しめた場面も多々あったし、実際13章までは楽しくプレイできていました。

そもそも115時間も遊ばせてくれただけ良作であるのは間違いないです笑。

 

不安要素はあるんですが…最終作ではきっと、クラウドが自分を取り戻して最高の物語を見せてくれることを願います…。

ちゃんとここまで追ってよかったと、感動できることを…よろしくお願いします開発さん。

 

 

最後に、フォトモードで一番良く撮れた写真を載せて終わります。

仲間全員収めるのがなかなか大変だったけど一番良かったやつ。

あ〜この旅してる感サイコー!(探索中に写真で撮るのが一番楽しかった)

 

それでは!