先日、テニプリにハマっている旨の記事を書きましたが、現在地区予選編までは履修し終えました。
最初は前回の記事でも書いたとおり、アニメのみで履修しようかと思って、アニメだけ見てたんですが…。
テンポが悪い!!笑
うーん20年近く前のアニメなので致し方ない部分もあるとはいえ、不動峰の回想とか何回やんねんって感じだから!三回も同じ内容放送しなくていいから!
というのと、調べたところによるとアニオリがかなりあるみたいで、原作に比べて南次郎や月刊プロテニスや桜乃ちゃんの出番が大幅に増量されてたり、後に丸々アニオリの長編があったりするみたいで…
23話まで見て、どうしようか迷った結果、
やはり原作を読むことにしました。
それと関東立海戦のあたりは話が原作に追いついてしまって、対戦相手以外試合内容が別物みたいな話も聞いたので、いずれにせよ原作は(少なくとも関東立海戦に関しては)読もうと思っていたのもあり。
ということで原作を第1話から読み、現在第11巻、都大会の山吹戦を読んでいるところです。
原作の感想については、別個の記事で書きたいと思います。
でね、地区予選編までは原作とアニメ両方見たのでそこの比較について書いてみようかと思います。
原作とアニメ両方見た感想としては、それぞれに良い点はあるんですけど、やっぱり原作が一番です。原作がベストだと思いました。
20年前のアニメなので、原作に忠実じゃないのは時代的にしょうがないところもあるのかなあとは思いますが、本当にかなり原作を変えて(というか、増量?)しているなと思いました。
ただ全てが悪い訳ではなくて、良い点もたくさんあると思いました。
例えば、校内ランキング戦の乾戦。アニメでは、リョーマのプレイスタイルを徹底的に研究した乾が、「もう一人のリョーマ」であり、それを超えられるかが勝利に繋がるみたいな下りがあったんですが、原作ではそんな下り一切なし。でもこれは良いアニオリだなあと思いました。面白かったですし。
後は、さっきの不動峰の回想三回も入れんでいいみたいなこと書いといてなんですが、アニメの不動峰の回想の出し方はすごい好きです。原作だと唐突に出てくるんですけど、アニメは月刊プロテニスの井上さんが橘さんに取材するという形で話を聞くんですよね。そしてそれを聞いた井上さんが不動峰の精神的強さを感じてみんなに話したりするんですけど。
不動峰が不遇な状況の中からいかに這い上がってきたか、その精神的強さがアニメだとより分かりやすく、描かれていてこれも良い改変だと思いました。
後は、22話の「薫の災難」のアニオリは本当に面白かった。引ったくり犯を追っかけていたら桃と神尾が跡部・樺地とダブルスする話で、原作だと薫ちゃん全く出てこないんですが、アニメは引ったくり犯に間違えられて交番連れていかれて可哀想なんですけど、面白かった。伊武くんとリョーマの商品の取り合いも面白かったし。原作だと不明だった引ったくり犯の顛末も分かりましたし。
ただねー、これはいかがなものかというアニオリもあって。
最たるものは19話の桜乃ちゃんのコート乱入ですね。
この話はアニメで初めて見たので、リョーマが怪我して、桜乃ちゃんがパニクってコート乱入してきたとき、「え?」と思ったんですけども。
その後も審判に部外者はコートから出てけと言われているのにも関わらず、リョーマに対して「あなたは怪我人だから部外者でここにいちゃいけないんだよ!」みたいなこと言ってて、さすがに「はあ?」となってしまいました。オメーだよ!笑
なんかアニオリの桜乃ちゃんはやたら積極的で空気が読めないみたいな話をちらっと聞いたことがあったので、本当に原作の桜乃ちゃんこんなことしてんの?って思って、原作読んだらやっぱりしてませんでした!!!
コート外でアワアワしてただけでした。
なんとか出番を増やそうとしたんでしょうが、この改変はいかがなものかと思いますよー、うん…性格まで変えちゃダメ…
やっぱり原作見なきゃダメだ…と思い知らされました。
誤解のないよう言っておくと、原作の桜乃ちゃんは普通に好きです。リョーマに近づくために男テニのマネージャーになるんじゃなくて(そもそも青学男テニがマネージャーとってるかどうか分かりませんが)、純粋にテニスが上手くなりたくて女テニに入るところが頑張り屋さんですごく好きです。リョ桜応援したい。
後、個人的になんか嫌だったのは、確か佐々部父の回のアニオリですねー。
一本道で揉めあってる桃と南次郎が、そこに更に加わってきた芝さんに対して「女は引っ込んでろ!」って言うんですけど、南次郎はともかく桃がそんなこと言うのショックだったんですよね…
いや別にフェミニストとかそう言う訳では全くないんですけど…そんな差別的なこと言っちゃうんだみたいな…まあでも中学生男子なら何気なく言っちゃうかな…と無理やり納得させてたんですが。
原作読んだら、この回、そもそもこの下り自体が存在しない。完全なアニオリ。
やっぱり桃こんなこと言わないんじゃーん!とまたもやアニメにモヤりました。
良いアニオリもあるけど、クソみたいなアニオリもあるからやっぱり原作読まないとダメだ…(再確認)
後、この佐々部父、アニメだとインターハイ準優勝の経験がありどんなボールにも食らいつく「ゴールデンレトリバー」の異名を持つ、みたいな設定があり、ちょっとだけリョーマと良い勝負してたんですよ。どう見ても三下なのになんでちょっと良い勝負してんの?と思ってたら、原作ではそんな下り全くありませんでした。
リョーマに1ページでボコされて終わり。
まあ、アニメは引き伸ばししたかったが故の苦肉の策かもしれませんが、原作の方がよっぽど綺麗なまとまった話だと思いましたね。
それから、冒頭でも原作に比べて南次郎や月刊プロテニスや桜乃ちゃんの出番が大幅に増量されているという話を書きましたが、その代わり?なのか、本来ならあるはずの立海の出番が完全にカットされています(泣)
読みながら原作で立海が地区予選終了までに登場している場面をメモってたんですが、
原作
11話 立海大附属中の名前が出る
15話 赤也の名前が出る
19話 赤也初登場(地区予選直前)
40話 真田・柳初登場(地区予選直後)
に対して
アニメ
6話 立海大附属中の名前が出る
これですから!
赤也や真田・柳の登場、完全カット…
どうして…
赤也は話の流れにはあまり関係ない話だったので、もしかしたら25話以降にアニメで出てくるかもしれませんが、真田と柳は地区予選の青学の結果を受けての会話だったので(といっても柳は喋ってませんが)もう無いだろうなあ。
私、原作を読んで立海がこんなに早くから登場していたことにびっくりしたんですよ。同時に許斐先生は初期から立海を強豪校として位置付けて、部員も考えていたんだなあと。
それがカットされてしまったのは非常に残念です。
正直、南次郎やプロテニスにそこまで興味ないので(ファンの方ごめんなさい…)、立海を原作通り出して欲しかったよ〜!
いや、特に南次郎は事あるごとに話が挟まれるので若干鬱陶しかった…
現役の選手たちの方に興味があるんですよ私はね…
どっちが見たいかって言われたらそりゃ立海が見たいに決まってるんだ…
立海関連は特に原作を読むべきだなあと思います。
ということで、テニプリの原作アニメ両方途中まで見た上での結論としては。
やはり真にテニプリを履修したいなら原作を読む他ない!
ということでしょうか。
もちろん、アニメにも良いところはたくさんあって、先程書いたように良いアニオリもありましたし、何より声と動きがつく素晴らしさ、一試合をじっくりやってくれているのはテニプリアニメの良さだと思います。
ひとまず何をするにしても(二次創作に触れるのだって)原作をある程度履修しないことには、というのが自分の中ではあるので、まずは無印の原作を完走することを目指します。
アニメはその後、見れればいいかな。
最後に一言。
不二先輩最高にカッコいいです。観月戦で落ちました。
いつ忍足やジロちゃんが出てくるかワクワクしてます。
立海の残りメンツは当分先だと思うのでのんびり楽しみにします。
それでは。