このあいだ大晦日にAbemaTVでstay night[UBW]の一挙放送をやってたので見てました。
途中外出してたので中盤の10話ぐらい見れず…^^;
で序盤7話くらいまでとエミヤやギルとの対決の終盤しかちゃんと見れませんでしたが、それでも面白かったです。
エミヤさんや凛ちゃんをめちゃくちゃ好きになりました。
エミヤさんの最期の「俺も答えを見つけられたから」のときの笑顔で何かが射抜かれた感じがした。
凛ちゃんツンデレだということしか知らなかったんですがとてもしっかりしてて責任感があって優しくていい子なんだなと。
かなり見方が変わるしやはり原作に触れておくべきだなと強く感じました。
1月が終わればだいぶ私生活も落ち着くので他のルートの作品もちゃんと見たいですね。
で、本題のシンについてです。
先日クリアしましたー!!!
期間としては5日かな?年末バタバタしてたのでちょっと手間取りましたが、思っていたより短かったので助かりました(^^)
なんというか、1部5章ぐらいのボリュームでしたね。
ギャグも割と多くて楽しくさらっとプレイできました。
2部に入ってからストーリーがボリューミーかつ重々の展開だったので、たまにはこういうのもありかな、と。
始皇帝がいいキャラしてましたね。
本当に頭がキレるのにところどころかわいいと思うようなキャラで(笑)
異獣を持ち出したのがコヤンスカヤだと見抜いたり交渉を持ち出してシャドウボーダーを解析しようとしたりやはり威厳のある人なのかな、と思いきやギャグノリのときもあったり。
キモすぎる性癖ww
というか韓信は、見た目といい戦争大好き発言といいヘルシングの少佐をつくづく思い出させるんですが…これ絶対意識してるよね?笑
こういうところは本当に頭キレるし皇帝たる所以ですよね。
で、コヤンスカヤは妲己とも見抜いていました。
妲己、だからケモノとか言ってたんですね。玉藻ちゃんの前世が妲己とも言われてますが、その関係でしょうか?
まあコヤンスカヤも今回は追い詰められていたのもあるけど呉越同舟というように協力してくれたりボーダーに商品だけ置いて変な工作はしなかったり、ゲスはゲスでもそれなりに流儀はあるんだなという風に印象は変わりましたね…。
荊軻との対峙のシーンは3章の中でも好きですね。
人は世界に責任を負う者だと。でもそれだと朕しか人になり得ないことになる。
人は相互理解を理想とし共栄の道を模索する者だと。
未完成だからこそ高みを目指せる。先がある。
荊軻さん自身も言ってるけど正直これはかなりの理想論だとは思う。
事実、争いは絶えないしシンとは違い人々が皆満ち足りてるわけではない。
家畜のような扱いだとしてもシンの人はそれで満足はしていた。
でも、やっぱり私は統制されて完成されすぎた理想郷よりまだ見ぬ未来がある世界の方が好きです。
そういう世界だからこそ人々は願いを持てる。自由な意思を持てる。そっちの方がいいと思う。
ただまあ、他の異聞帯でもそうなんですけど、王が王としてあるから、その在り方を全面否定することはできないんですよね。
ロストベルトに関してはもうお互いの正義と正義のぶつかり合い。どっちがどう正しいとか言うことはできない。それこそ傲慢。
自分たちの世界を取り戻すために戦ってる。別に大義名分があるわけではない。でもここまで背負ってきたものもいっぱいあるから退くことはできない。
人と人の戦いだ!として人の姿で戦ってくれようとしたのも素敵ですし漢ですね。
「朕である!」には初見吹いちゃったけどw
負けたら潔く負けを認める。これはどの異聞帯の王にも共通してるね。
そして先を託し、まさかの空想樹伐採にまで協力してくれるとは!
マジで気前がいい。やっぱ王はこうでなくっちゃね。
今回カルデアの者が出てこないと思ったら、最後の最後に出てきましたね。
また新たな情報が…白い服の先生ってなんじゃそれ…そんなのもう一人しか連想できねえよ…
なんなの?もう正直無理だとは思ってるしあからさますぎるからミスリードとしか思えないけど、きのこの思惑が知りたい…
この終わり方最高に好きでしたね!2部の中で一番好きな終わり方かもしれないな。
李白の詩…中高で習ったなあ。実際めちゃくちゃいい詩ですよね。詩仙と呼ばれた人ですね。
自分に対する媚びた詩ではなく、月の詩を聞き、酒を飲む「朕は民と同じ人である」と。
この終わり方本当洒落ていてめちゃくちゃ好きでしたわ。
◯虞美人について
フレンドの方で見ることもあるし絵柄も同じですし「芥ヒナコ=虞美人」というのはもうちょっと分かっちゃってたんですけど、それがどうしてカルデアに居てクリプターになっていたのか、ということは興味深かったです。
そして彼女が人外であり死にたいのに死ぬことができない、というのにもかなり感情を揺さぶられてしまって。
虞や虞や汝を奈何せん、の詩はもう有名すぎますね。
この詩に関連する項羽と劉邦の話もまあ有名ですし昔習いましたから馴染み深いです。
シンは中国関連のことがたくさん出てきましたが、やはり馴染み深いものですから物語に入り込みやすくてそれもよかった。
まーたマリスビリーが出てきました。やはり随所随所で関わってくるんですよねこの人。
絶対まだ秘密があるだろうな。エピソード0を見る限りでは人理を守りたい思いは伝わってきたけどまあ魔術師らしい魔術師という印象を受けましたが。
虞美人に対しての関わり方も本当にそういう感じ。
利害は一致してたけど要は人体実験の駒が欲しかったというだけでしょう。
でね…虞美人が本当に可哀想でね。
死なない、っていうのは本当辛いと思うんですよ。終わりがないというのは。人と同じ時間を歩めないというのは。
マーリンも自殺を考えたことがあるし、スカサハ師匠も死を望んでいるとはっきり言っていました。
だから彼らには本当同情してしまう。まあ虞美人に関しては人間嫌いですから同情されても嬉しくないでしょうけど。
限りある命だからこそ輝けると思えるんですよね。
不老不死って一見いいように見えるかもしれないけど、当人は本当苦痛だと思うよ。
どこまでいっても異物感が抜けないんだろうし、疎外感がすごいだろうと思う。
だから虞美人に関しては3章で一番感情を揺さぶられた。
悲しいねえ。この二人にとってはお互いが全てだったんだ。
人から理解されない者同士、寄り場がない者同士、人外同士、理解しあえるのは二人だけだったんだね。
そして虞美人にとっては二人で穏やかに過ごせる場所があればそれでよかった。
それがこの中国異聞帯だったわけですね。
その場所を滅ぼすということに、やはりどうしようもない罪悪感がありました。
そりゃあ諦めきれないよね。やっと手にした場所なのに。
でもまあ、朕の説得で彼女は座に上がることをしてくれたみたいですし、英霊となって項羽とともに在れればいいね。
流石すぎるぞ始皇帝。
ところで、項羽と劉邦の話ですけど、面白い解釈でしたがだいぶ史実とは違うよね。
いやまあFateなんて史実と違うのがデフォみたいなところあるし今さらですけど、ひたすら劉邦が下げられててそれはすっごい気の毒。
項羽はこんな誰かのためにひたすら尽くすような人ではないし…むしろ劉邦に油断していたところを突かれて打ち負かされた側ですしね。
※追記
いつものことながらちょっと微妙だった点も挙げておきますか。
◯モーさんである必要はあったのか
陳宮さんと赤兎馬もぶっちゃけいる意味あったのか感はあったけど、モーさんはマジで影薄かった。
影薄かったでいうなら哪吒もだけど、彼女は一応項羽のカラクリを解くきっかけの舞台装置としては納得の配役ではあるのでまあいいとしても。
叛逆三騎士というのは分かるんだけど、他2人に比べてモーさんの影が薄すぎないかなと。特に見せ場もなく終わってしまったのは残念です。
まあモーさんもメインストーリーはこれで三度目の登場で(うち1回は敵役ではあるけど)、中々これ以上キャラを広げるというのも難しいのかもしれないですが。
◯新所長のおかげで毒が軽減されたとは一体
細かいところかもしれないけど「ん?」となったところ。
いやいやそもそもの原因は新所長がコヤンスカヤのルージュを捨てずに持ってたからでしょ。
むしろ新所長のせいでノウム・カルデアに侵入されてともすれば毒ケーキを丸ごと食べるハメになってたわけですが。
元凶なのにまるで助けてもらったかのように言われてるのは意味が分かりません。
まあ、こんな書き方してますけど最初の頃と比べれば愛嬌も出てきたし別に大して嫌いとかそういう訳ではないんですよ。ただ大して好きでもないというだけです。
他にもスパさんカッコいいとか陳宮さんがまさかの味方側だったとか、赤兎馬が無駄にいい声な上にただのギャグでしかないとかありましたが、今回はこの辺で。
ちなみに2部は今のところ一切令呪コンテ使わないでこれてます、驚くことに(笑)
いやーまあ戦闘はかなりキツいところもあるんですけど、今回なら項羽戦がマジで辛かったですね。通常攻撃で一人に集中攻撃してくる上に1ターンで沈められるとかなんなのそれ。
ただ3章は終盤マーリンがうちのカルデアにきてくれたので、レベル60でしたけど大変助けられました。全体無敵がやはり強すぎる。
そんなわけで全体としては満足でした!
泣きはしませんでしたが(笑)
2部今のところ全部面白いですよ。1.5部ってなんだったん?
とりあえず閻魔亭復刻前に間に合ってよかったです。
これでもうイベントの参加条件になってるやつは全部クリアしたはず。
さすがにメインストーリー進めるのやめて他にも私生活でやらなきゃいけないこととかあるので、もうしばらくは進めませんw
疲れた、でも面白かった。後はのんびりマーリンと共に過ごしま〜す。