つれづれ

限界オタクのブログです

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦ースポーツアニメの最先端、大興奮できる集大成

FGO記事全然書けてなくてすみません。またやる気無くなってきた…爆

映画感想記事書くの2021年10月、2年半ぶりって…自分にドン引きしてます。そろそろ書いてなかった映画とまとめて書こうかな〜

 

そういうわけで、今回は映画ハイキュー!!の感想記事です。絶賛大ヒット中ですね。

私は公開2日目、2/17に友人と一緒に観に行ってまいりました!

絶対33.5巻の特典欲しかったからね!無事貰えたよ!とはいえ3日ぐらいで都市部では無くなってたようなので何より…

客層は男性客も結構いました。男:女=4:6ぐらいだったと思います。私が観に行った回は。やはり天下のジャンプのスポーツ漫画だなあ….と思いました。

 

 

結論から一言で言います。

 

本当に良かったです!!!!!

 

 

圧倒的感謝!マジでありがとうございます!!

正直、劇場版化や上映時間が発表されたときは不安で、「別に映画にしなくていいからTVでじっくりやってよ…」と思っていましたが。

これは本当に劇場版にしてくれて良かったと思いました。

最高のスポーツアニメの映画化だと思います。

これからその理由を下で述べます。

 

ネタバレ(というか話は原作通りですが)一応注意!!

 

 

 

 

 

 

 

 

何より劇場版で良かったと思うのは超作画と音響。
音響に関しては後に動画で見ても全く同じようには感じられないです。本当にサーブを打つ音、スパイクの音の重さが素晴らしかった。

開幕のサーブからそれでものすごく引き込まれて、その場面の流れるようなカメラワークもありしばらく鳥肌が立ちまくっていました。

私は通常で見たのにそれでも物凄かったですからね。今度IMAXもドルシネ(3/9から)も行こうと思ってます。

一緒に観た人、職場の映画見た人もみんな「音」が何より凄い!と言っていました。

これでもそれなりには劇場で映画観ましたが、こんなに音で引き込まれ、強烈に脳裏にこびりついている作品は初めてです。同じくスポーツアニメで言うと、スラムダンクの映画も観に行きましたが、音はそこまで印象に残ってないんですよね。(テニプリはうん…色々別枠だし…)

音にものすごく拘りを持って制作されたのだろうと思いました。

これは本当に劇場で見ないと圧倒的に損です。


作画はひたすら良かったしカメラワークが何より良かった。変人速攻の流れるようなアニメ、物凄く久しぶりに見た感じがしました。

4期に関してはそれ単体で見てるとそこまで酷いとは思わないのですが、劇場版とTV版の違いがあるとはいえ、この変人速攻を比べるとやはり雲泥の差だと思ってしまいましたね…

白鳥沢戦のアニメが最高峰だと思ってましたが、ゴミ捨て場の演出はそれ以上に素晴らしかったです。やっぱりこれらの演出、満仲監督って凄まじいんだなと感じました…

 

やっぱり満仲監督が作るアニメ「ハイキュー!!」が好きだったんですよ。アニメってただ原作をベターって映像化すればいいわけではない。原作を咀嚼した上でアニメだからこそできることをして、原作を昇華してくれるのが"良いアニメ化"というものだと思います。

降ろされた形になった佐藤監督には申し訳ないですが、残酷なまでに監督としての力量差がありすぎますね…。I.G.は物凄い英断だったと思います。客のそういう反応を見てこの決断をしてくれたのは感謝しかない。だからこそ映画は成功したのよ。

4期も満仲監督にしてよと思ったが、インタビュー読むと事情があったのも分かる。その上で通常殆どありえない降りた監督が戻ってくる、という決断を劇場版でしてくれたのは本当に感謝です。引き受けてくれた満仲監督にもそうですが。

なぜなら不評なのに劇場版でもそのまま監督を続投させて残念なことになった例をいくつも知っているからです、はい…

脱線します!一つは銀魂。3期で宮脇監督に変わりましたが、明らかにギャグのテンポが遅く流れるような掛け合いが無くなってたるくなってたんですよね。でもその後も最後まで続投。私は劇場版FINALの頃には銀魂に冷め切っていまして(原作終盤のグダグダ、出来の悪い実写のゴリ押しで)、更に監督もそのままなので観に行きませんでした。第一弾の入場者特典でトドメの行く気が削がれた。なんで他ジャンプ作品みたいに0巻みたいなの配ってくれないで他作品のイラスト配る…?なんでもふさげりゃいいってもんじゃない。空知先生も自分が描いて嬉しいのか?と思ってたみたいだし、企画考えた人は誰なんですかね…。

もう一つはFGOバビロニアのアニメってマジで酷くて、特に赤井監督の力量不足が顕著だった。脚本の解釈の統一すらできてない、演出もセンスない。頼むから劇場版では変えてくれと思ってたのにやっぱり変わらず。当時の私はバビロニアのスタッフと変わらないなら観に行かない&FGO自体にも諸々で冷め切ってて辞めてたので、当然のごとく行きませんでした。

はい、これ何の記事?てレベルで脱線しまくりました。すみません…当時の恨みが出てきてしまい…。まあ、このようにして監督が不評でも変わらないことが殆ど。そしてそれは正直に成績に表れるんですよね。

なので、ハイキューの劇場版が満仲監督と知って本当に嬉しかったですし、良かったです。大ヒットが示してますね!

 

話が逸れましたが、とにかく試合の臨場感を感じまくる。この超作画と音響に加えて、特典の33.5巻の先生描き下ろしたくさん…やっぱり劇場版で良かったよ。音駒ファンは恵まれていると思います。

 

 

臨場感については既に書きましたが、それが一番だったのはやはり最後のポイントの場面。

研磨視点で全てが描写され、味方も敵もボールもものすごい臨場感。本当に自分もコートにいるかのような演出。ヤバすぎました。

最大限に漫画をアニメに昇華している、アニメ化するとはこういうことだというのを示してくれているようなアニメ。

研磨の息遣いもASMRレベルである。汗で滑ったというのがものすごく説得力がある演出にしていると思いました。

スポーツアニメの一つの"最高到達点"というものがこのシーンにあると感じました。

あれ、前の方の列で観たらもっとヤバいでしょうね…近いうちにそれもやりたい!

 

 

ここまでアニメならではの演出に関して語ってきましたが内容も。

全体的に研磨が主人公かな?という感じでしたね。

日向潰しの策とかやはり恐ろしいセッターだと感じました。

ハイキューは超人プレーじゃなくてこういう周到な作戦を描いてくれるのが好きなんですよね。サーブをリベロに拾わせて助走の道を潰すとかさ。

「翔陽、面白いままでいてね」とか演出がホラーで不気味さこれ以上になく表現されていたけど、一方で最後の「面白かった」の満面の笑顔。

日向と研磨の出会いで試合後に「別に以外を言わせてやる」って言ってたから、目標達成したんですよね。

だからこれで音駒の物語は終わり、これが音駒の物語の終わりだと感じました。研磨の満面の笑顔、良かったなあ…

 

ことあるごとに回想が挟まるのだけど、それが物凄く感慨深いし込み上がってくるものがありました。

私は2期・3期のときは毎週毎週楽しみにしててリアタイで見てたから、東京合宿の場面とか流れる度に本当に心にくるものがあった。(1期は少し遅れて見た、4期は忙しくてリアタイでは見れなかったので)

だって見てたの中高生のときだぜ…本当にハイキューは私の青春と共にあったんだと実感した。

ハイキューって実は私が本格的にオタクになったきっかけの作品なんです。もちろんそれ以前にワンピとかNARUTOとか見てたけど、ハイキューでオタクになった。完全に(笑)

一番くじ、最初に買ったのハイキューだったんだよなあ…朗らかな春の日にチャリで行ったセブンで買った…烏野と青葉城西と音駒のちゃっちい()タオルが当たった。最近、あれどこに行ったんだろうな〜と見たらソファの上にあってまた感動しちゃった。

調べました。こちらの一番くじだったみたいですw

これは後追いではなかなか味わえない。リアルタイムで作品を見ることの偉大さ、大切さを感じた。

自分自身の人生とも重ねてしまって、なんか泣きそうになりました。中高生のときに毎週楽しみに見てて、それを社会人になって映画見てるんだ…と。

あれから色んなことがあったよなあ…受験も就活も乗り越えて本当に大変だったなあ…なんて思いながら、変わらずにハイキューのキャラクターはそこにいて。なんて尊いことなんだろうと思いました。

大好きなスガさんは最初好きになったときはあんなに大人に見えたのに、年上だったのに。とっくのとうに歳は追い越してしまいました。それに少しの寂しさを感じつつ…。(けれど、ハイキューのキャラって実はちゃんと年取ってるんです。映画の中では高校生だけど。スガさんも今は小学校の先生やってるし。だからまだ追い越してないです!なんて素晴らしいんだろう!先生ありがとう!←)

私の青春とともにあった作品がハイキューで本当に良かった。ガッカリさせられることもなく最後まで素晴らしい作品だったから。青春とともにあったのがハイキューって本当に恵まれてるよね。古舘先生に今一度の感謝を。

毎週毎週リアルタイムで見ることって大切なんだなと…実感させてくれた作品でした。

私はどうしても極度のめんどくさがり屋で、遅れてハマることが多く、就活もあってそれ以来学生のときほどはアニメ追わなくなっちゃった。でもやっぱりリアルタイムで見ることって大切なのだ…これからは毎週毎週追う作品を1クールに1つは作ろうと思います。

 

 

また映画から脱線してしまいすみません。

 

最後は推しについて。

スガさんはやはりというか出番は少なかった。知ってた。でも「祭りじゃー!!!」のところすごい良かった。

それに、日向潰しされて俯いてしまっていた日向に「さっきのレシーブ良かったぞ」ってふとした瞬間ににっこり手を差し伸べて、声かけしてたところはやはりスガさん。

ものすごくスガさんがスガさんらしい場面で、ああ…やっぱり私はスガさんのこういうところが好きなんだよな〜。こういうスガさんが好きなんだよな〜と思いました。(スガさんがゲシュタルト崩壊

いたずらっぽくてハイテンションなスガさんも好きなんですよ。でも穏やかで包み込むような優しい彼を好きになったので、やっぱりこういうところが好き。それが短い出番の中でも見れて嬉しかった。

 

 

そして音駒はね。

黒尾がやっぱ好きだなあ〜ってなりました。

昔から、黒尾さんはスガさんとにろちゃんの次に好きだったような気がする。好きなんだけど、推しってほどではなかったのですが、今回の映画で完全に推しになってしまいました!笑

いやゴ決見たらみんな黒尾推しになるだろ!好きになるだろあんなん!

 

ちょっと長くなるけど語りますね。

回想の幼少期からでっかくなってまあ…研磨との連携ミスしてた頃から同じ構図でやってたのとかすごい良かった。

マジでショタクロ可愛すぎるだろ…!!しかも根っこは人見知りって。

そして、引っ込みがちな研磨と遊んであげて、その一方で無理には連れて行かず研磨の気持ちも尊重できるところがあって。幼少期からスパダリかよ←

あんなに可愛らしい少年だったのに、どうしてこんなアダルティーな雰囲気漂う胡散臭いお兄さんになってしまわれたのか…。でもそこが好きなんだなあ〜!

正直、昔しばらく黒尾さんのこと本当に厨二病だと思ってたんですよね(爆)

「俺たちは血液だ」は彼が考えたのだと思ってたから。猫又監督の所属してたときからあったと知って驚きでした。ごめんクロ…本当にごめん…

胡散臭いオーラはあるけど、実際は結構等身大の男子高校生なんですよね。

木兎さんに肉取られてキレたりするし、夜久さんとくだらないことで張り合うし、タダノブカツくんか!とか言ったりするしw

今回の映画でも、研磨によく喋るなあ…って言われてるところとか、最後に「面白かった、おれにバレーボール教えてくれてありがとう」って言われて悶絶して「待て待て待て!」てキレ気味になっててところとかすっごく可愛かったです。慌ててるの本当にかわいい。

私はあの「待て待て待て!」は嬉しさと動揺があって咄嗟に出てしまったと解釈してて、黒尾さんて好きな女の子に告白されたときもこういう反応しそうwって妄想が膨らんでしまったんですが(真剣な試合の後に大変失礼だと思いますすみませんでも思っちゃったんだもん)

パンフレット読むと、中村さんはちょっと違う解釈してて、黒尾さんはバレーを教えた教えられたとも思ってないから、「え、どういうこと?」と同時に「これで研磨とバレーできるの最後なんだ」という複雑な感情が混じっているというニュアンスの話をされてたんですよね。

なるほどそういう解釈もあるんだなあ〜と思いながら…この場面これだけ書いといてあれですが細部が違う可能性があるので今週末もっかい観に行って確認します!

 

あと力強くレシーブして大笑いしてるところ。もうあそこがハイライト。サイッコーに好きでした!!!!

「ハッハッハー!」の笑い方最高すぎる。

もう私が黒尾さんが楽しそうにバレーしてるだけで満足だし、良かったね…という気分になってたよ。

演技素晴らしすぎ。黒尾鉄朗は本当にこれ以上ないぐらいベストマッチのキャスティングしてくれたと思います。

びっぐりするぐらい声合ってるし。中村悠一さんありがとうございました。

 

あと主将らしさが随所に感じられるところ。インターバルとかで、すっごくみんなに声掛けしてて。

ミスしたリエーフにさっきのあれ(何だったか忘れたすまん)良かったぞとか、自分も疲れてるだろうに一人一人に声掛けしてて素晴らしいよね。

それをじーっと見てた研磨によく喋るなあ…と思ってとか言われちゃうんだけどそこも愛おしい。

 

それでいてツッキーのブロックの師でもあってね。木兎さんもそうなんだけどさ、マジで良い人すぎる。

猫又監督の恩返しというか、ゴミ捨て場の決戦を見せてあげたいから烏野も強くなれという理由だったけど、単純にスポーツへの向き合い方が研磨に少し似てるからほっとけないのもあったんでしょうね。

本当に世話焼きというか、良い人というか…

根っからの他者を育てることに長けてる人だと思います。

バレー協会の仕事に就いたのも納得というか。

 

ここまでを羅列してみると

高身長イケメンで、飄々としてるアダルティーなお兄さんに見えて、等身大の男子高校生のところもあり、可愛いところもあり、キャプテンシーのある気遣いさんで、世話焼きの良い人で…将来はスーツキメてバレー協会の仕事してて…

は?完璧すぎ?

そりゃ人気でるわ。キャラ造形が完璧すぎる。

てかスパダリすぎ。

本気で黒尾鉄朗と結婚したいです←

 

黒尾鉄朗のこと語ってたら死ぬほど長くなってしまったんですが、長くなるって言ったから許してください。

本当にバチクソ推しになっちゃった…

 

33.5巻の内容も素晴らしかったですね。もうこれはハイキューファンなら絶対に持つべき。

描き下ろしの日常イラストでスガさんと黒尾さんが一緒に企んでたんですよ!(スガさんページ)

推しと推し〜!!!!最高すぎ〜!!!!

黒尾さんの日常イラストは小さいときのお父さんに連れられてるものでこれまた最高。

海さん視点番外編もものすごく良くて。穏やかな縁の下の力持ち的海さん視点というのがセンスありすぎ。2024年の彼らがいて、一緒に時を進んで生きてるんだ…って感じられて最高でした。30歳のスーツ黒尾最高すぎ!

もう古館先生には感謝してもしきれません。

本当にありがとうございます。

ハイキューには失望させられたことが無いんですね。本当に嫌いとか苦手なキャラもいないし、こんな作品は好きな作品でもなかなか無いです。

他の好きな作品では正直受け入れきれてない・今でも納得いかない展開とか、苦手なキャラとかいること多いんだけど…ハイキューは本当に無い。

だからハイキューは本当に心穏やかに見れる。

こんな作品に青春時代に出会えて心から良かったと思います。

(ボソっと…夢女的には大人になっても彼らの大半を結婚させないでいてくれてありがとう…気遣ってくれているのかどうかは分からないが…本当優しい作品だ…)

 

まあ一つ書くなら、猫又監督と烏養元監督の学生時代の回想とか、入れてほしかったなあ…という気持ちはあるにはあるのですが。

正直な話大満足の方が多かったんで、そんなに気にしてない。

願わくばテレビでやってくれれば五体投地しますが…

 

 

というわけで本作品はハイキューファンなら絶対に観に行くべきです!

知らなくても予備知識入れて見てください!音駒との因縁とかね!

一つのスポーツアニメとして最高峰といえるでしょう。

制作の皆様に改めて感謝を。

 

それではまた。