怒涛の勢いで終わらせたアガルタ。(というより、後半はもう早く終わらせたいという思いの方が強かった)
4日で終わりましたー。
思ってた以上に戦闘が挟まれるもので新宿よりも時間がかかったような…
それでは以下ネタバレありの感想です。
かなり辛口なので注意!!!
一言で言うと、今までの本編のシナリオで一番嫌いなシナリオでした。
1部の2章や4章も展開が平坦で、つまらないなあと思ったんですが、今回はそれ以上でした。
ただつまらないだけじゃなく、不快なところが多すぎる…
序盤は分かりやすく、伝承世界というのも魅力的なフィールド設定で新宿より面白いと感じていたのですが、中盤以降ダレてきたなあ…感と、終盤はとにかく全然面白くないというか不快でした。
一つ一つ挙げていこうかと思います。
◯既存キャラの扱いがひどくない?
特にドレイク船長。カルデアから消えたサーヴァントにドレイク船長もいるというので、またオケアノスみたいな冒険が姐さんと一緒にできるのかなとすごいワクワクしてたんですけども、出てきたのはダユーという淫蕩極まれりみたいなキャラクター。
イースの支配者が「海賊」というフレーズの時点ですごい嫌な予感がしてて、6節のそれらしき人の冒頭の部分で「なんだこれ…」という気分になってたんですが、でも口調も違うしなあと半信半疑だったんだけど、ドレイク船長のオルタ版みたいなのが出てきて唖然。マジだった…と色んな意味で落胆しました。
ダユーは性描写が間接的にしろ(いやもう直接的なのかな)かなりあって、その時点で若干の不快感を感じてはいたけど、でもまあこういうキャラがいてもいいかみたいに思ってたんですが、それがドレイク船長の身体って…それはないでしょうよ…しかも、よりにもよって"カルデアの"ドレイクという死体蹴りみたいなことをする。
ダユーは実在性?功績?だったかに乏しく英霊になれないからみたいなことを言ってたと思うんですけども(読み返したくないから細かいとこまで確認したくない笑)、そんな設定どうでもいいので()ダユー本人として出してほしかったです。そうであれば、そういうキャラだとして受け入れられました。この世界は"歪み"がテーマだというのは分かるにしても、あの扱いはあまりにもドレイク船長が不憫ですし、不快です。ライターの方はドレイク好きな方がどのように思うか考えなかったのでしょうか。私みたいなドレイク船長が特別に好きだとかそういうわけではない人間がそう思うぐらいですから…。
もし、推しでやられてたら発狂してる。
あと、エレナさんですね。知らないところで殺されかけるわ、戦いが終わった後に唐突に出てくるわ、しかもその登場の仕方も脱出の便利道具扱いされてるとしか思えないというか。(一応、聖杯は回収してくれていたようですが)
せめて、武則天みたいに最終決戦のところで援護なりで出してあげてほしかった。
私にとって、エレナさんは一緒にグランドオーダーを駆け抜けて人理修復を成し遂げてくれたし、今でもバリバリ一緒に戦ってくれているし、このレムナントオーダーでも連れてってるので、それなりに思い入れがあるキャラクターなのです。(6章の戦闘の記事を見ていただければ分かります)
だから始めの方でエレナさんの話が出ていつ会えるのかすごく嬉しかったんですけども、こんな扱いだとはね…ドレイク船長よりはマシだとは思いますけど。
2章や4章もサーヴァントが出てきては倒されてその後も特にないみたいな感じで、使い捨て感を感じていたんですけど、今回はそれ以上に不快でした。既存のファンがいるキャラクターを扱うということの重さ、しっかり理解して執筆していただきたかったです。
◯全体的に下品…
グロ描写は進撃の巨人とか大好きな人間なので別に嫌いではないしむしろドンとこい的なところはあるんですけど、性的な方面でちょっと不快だった。
種だの孕めだの、ちょっとなあ〜と思わずにはいられなかった。
女性が支配する世界…加えて海賊もいる…ってとこでワンピースの女ヶ島?と思ってしまいました(笑)
(でも、ワンピースの女ヶ島は男性いないし、あの男性に対する残虐性はなかったけどね。)
なんというか、男を好きなようにしたいみたいなライターの性癖?みたいなものを感じてしまったんですが…笑
◯フェルグスいじりがいい加減しつこい
これね、ほんっとに!最初から最後までことあるごとに差し込まれるし、最終決戦のシリアスな場面ですらあるんですよ。その度に会話の流れがぶった切られるし、入り込めなくなるからいい加減にしてくれと思いました。
それがウイットに富んでいて面白いならともかく、似たようないじり方するだけで何回もやられりゃそりゃうんざりするよー。
それに加えて、このフェルグスは全く身に覚えのない子供のときのフェルグスくんだから、なんか可哀想だった。真面目なこと言ってるのにいちいち茶化されて。ちゃんと聞いてあげなよと思わざるを得ないよ。
◯コロンブス分かり易すぎー!
序盤からずっーとマシュが不穏なこと言ってるし、もうそうだとしか思えないでしょ。
それで裏切られても、ふーんとしか…
味方のおじさんが裏切るっていう展開が、前回の新宿でやったばかりじゃないですか。
ひねりもなーんもなく、2回続けてこういう展開を出されても…
モリアーティの方は、最初に全て計画して意図的に記憶をなくした、本当に善のモリアーティってことでひねりがありましたけどね。
あ、でもゲス顔は面白かったです。表情差分すごいあるのいいなー。
さて、ここまではまだ、私の中ではイラつくことはあれ、まあ面白くないなあふーんって感じでプレイできていました。
私のドドド地雷を踏んだのが最後の最後にきました。
完全に胸糞悪い気持ちになり、このシナリオが自分にとって決定的にダメだ受け付けない不快だという気持ちになったのは次の点です。
◯ソロモン(=ロマニ)の話を持ち出してきたこと
うん、一番許せないのはこれですね。いや本当に、入れる必要あったの?あの一言。
私は、ロマニが帰ってきてくれることを待ち望んでいるし無理だろうなとは思いつつずっとずっとそれは諦めてないけど、安易にこういう形で使ってほしいわけじゃないんです。ロマニに言及してくれるのもそれがとても良い形でされるならともかく、今回のやり方は個人的には全く受け付けなかった。
あまりにも唐突だったと感じました。言い方悪くなりますが、ライターの人の魂胆っていうか、ロマニの話を冒涜するような形で持ち出せば腹立って感情移入してくれるでしょ?みたいな、そういうのを感じてしまいました。