つれづれ

限界オタクのブログです

バビロニアアニメ4話感想

だいぶ遅くなりましたがバビロニアアニメの4話感想です。

今回もだいぶ辛口です。

また、7章全体のネタバレが含まれますのでゲーム未クリアの方はご注意ください。








 

 

正直あんまり面白くなかったんで2回目以降は好きなシーンしか見てないんです(笑)

 

冒頭からオリジナルぶっこむし、なんかやたらとアニオリ多くなかったですか…??

確認のために原作4、5節読み返しました。

私はアニオリ否定派ではないですし、すべてを原作通りにやれと言ってるのではありませんが、原作の台詞(必要だろと思うような台詞)をゴリゴリ削ってアニオリ入れられるのは全然好きじゃないというか嫌い。

で、今回のアニオリもはっきり言ってセンスないと思いました。上手いこと7章の内容を補完するようなアニオリならともかく、そうでもない。

今までの特異点を思い返しながら黄昏るみたいなシーンが多かったけど、そこそんな必要…?

終章までやるならともかく今回のアニメは7章だけなのに、やる必要あるのかなとすごい思いました。

アニメならゲームやってない新規さんにも見てもらうのを意識してると思うんだけど、その新規さんにとって今回の冒頭のアニオリはまるで意味分かんないじゃん。

マシュと、夜に屋根の上だったり、ウルに着いてからもなぜか一呼吸置いて夕方に黄昏てたりしたけど、必要性が全然感じられなかった。

そもそも、1話ならともかく4話になって入れる意味が分からん。

ウルに着いてから、なぜか夕方に黄昏てて、マーリンがわざわざ人を集めるように言うシーンも原作このワンクッションあったっけ…?と思ったらやっぱり無かったです。そのまま、ウルに着いてマーリンが目についた女性に話しかけて問い詰めていく流れ。

どう考えても謎のワンクッションいらないと思うし、テンポが命のアニメでテンポ殺してるだけじゃない…?

それに、マーリンが目的も説明せずに人を集めるように言って…それで本当に人集まるものだろうか…?その無駄な作業マジでいらないと思うんだけど。

この謎のマシュとの黄昏(笑)を何度も入れる意味が本当に分からない。3話のときも感じたけどマシュとくっつけたいの…?このアニメは。ゲームでは両性主人公なことを忘れないでくださいよ。台詞のセンスも感じれないのでつまらないしテンポ悪くしてるだけだと思いました。

 

で、ジャガーマンに勝てないと悟ってからの撤退とグダグダも本当にテンポ悪いしいらない。

原作見たらマーリンが撤退だ!って言ってそのまますぐに撤退してた。

ここにそんなに尺を取る意味が分かりません。

 

 

全体を通して追加されたアニオリは、藤丸くんをすごい主人公としてフューチャーしよう、立たせようという感じが伝わってきたんですよね。

ただ、原作では選択肢でしか喋らないので、やたらと妙なキャラ性が加えられて違和感を感じてしまった。

うたプリ春ちゃんみたいな、原作でもしっかり喋るキャラなら分かるんだけど、そうじゃないから違和感すごい。

選択肢しか喋らないとあまりにも少なすぎるので、アニメにあたって多少他キャラの台詞を持ってくるのはいいと思うんですけど、それでも今回みたいな無駄な葛藤シーンとか、テンポ悪くしてるだけなのでいらないです。

 

同じような感じで、原作の台詞が多少削られて(でもここまでではない)、アニオリが入れられたのは最近だとジョジョ5部が思い浮かぶんですけど、あっちはアニオリのセンスがすごく良かったんですよ。

ギャングダンス(原作にもあるけどごくわずかなコマ)もアニメとしての表現ならではですごい面白くなってたし、暗殺チームの補完も、チームvsチームっていう構図にして分かりやすくなってて、すごく良かったんです。

そういうセンスのいいアニオリであれば納得できるんですが、4話のアニオリは本当にセンスがなさすぎてつまらない。

脚本を見たら「小太刀右京」の文字。

なんか色々と悪い意味で納得してしまいました。

この人、漫画版BORUTOでも原作担当してるんですけど、全然面白くないんです。

キャラに違和感あるし、私もNARUTOは大好きなんですがBORUTOは全く読んでません。

自分の色を押し出そうとしすぎなんですよね、この人。。。。そしてそれが全然面白くないから困る。

今回も、やたらと藤丸くんをフューチャーして主人公として目立たせようとすごいしてた。でも、この藤丸くんってプレーヤーのいわば現し身なわけで、そこにそんなにキャラづけはいらないと個人的には思います。

もうこの人がバビロニアに参加してるって本当に絶望感。メインじゃないだけまだマシ…いや、残念です。

キャメロットの劇場版でもメイン脚本やってるんでしょ?もうね、本当にがっかりです。小林靖子さんあたりにやってほしかったです。(ベディとロマニが見たいので見に行きますけど)

なんでこんなにFateと癒着してるんだろうね。

 

 

その一方で削られたシーンを振り返ります。

だいたいロマニの台詞は今回も削られてるか、他キャラの台詞に置き換わってるかしてますね。もう期待するだけ無駄な気がしてきた。

毎回1話につき1シーンしか写してもらえないと思うべきなんでしょうかね。原作ではめちゃくちゃ通信を通して会話してるのに。

あれじゃ…全然カルデアと通信とってないし、バックアップしてる感全然ないじゃん…

悲しい…ロマニ見れる機会なんてもうそうそうないのにぃ…

通信がアニメで表現しづらい?

だとしても、やっぱり納得はできないです。1話や2話みたいに腕の機械?みたいなのを写せばいい話。そこそんなに手間かかることかな。

密林に入ったシーンなんて、他キャラの台詞はぜーんぶ入ってんのにロマニとの会話だけカット。

マシュの恐竜絶滅の時代がどうのこうのとか、マーリンのエーテルがどうのこうのとかの台詞は全部入ってんのに、ロマニだけきれーいにカット…

ロマニが一体何をしたのか、教えてくれ(泣)

UMAなのか!?も、マーリンに置き換わってたね。

Twitterで見たんですが、マーリンが一人テンションジェットコースターしてる明るいぼっちみたいになってるのは、魔獣の話に相槌打ってくれたり、暑い蝿が多い発言に付き合ってくれてたロマニの台詞が全カットされ、逆にマーリンが一人でロマニの台詞まで言うことになってるからだと。

いや〜…本当その通りなんですよね〜…

マーリン、魔獣の話無視されたり、一人だけテンション上がってたりして…かわいそう…←

もう!!マーリンちゃんがかわいそうでしょ!!!ちゃんとロマニくんと会話させてあげなさい!!

いかにロマニの存在が大きいかよく分かるよね…

 

 

あとね、これはカットしちゃダメでしょってのは魔獣の話から続くティアマトの説明。

2節でのイシュタルの説明もばっさりカットされてましたが、まあそれは10節のイシュタルが仲間になるあたりでやるのかな〜みたいに思ってます。このスタッフならそのままカットも十分ありえるけどね。

ティアマトのモノローグに関しては、まああそこをアニメで出しても意味分からんところはあるししょうがないかもしれないけど、説明はカットしちゃダメじゃないですかね。

ティアマトが母さんって言われてるのにも関わらず復讐を図る意味が分からなくなるやんけ…

これも、後々どっかでやってくれるならまあいいけど、このスタッフだとそのままカットする可能性すらありそうで怖い…。


 

それから原作の改変もセンスなさすぎてびっくりです…。

ジウスドゥラと対峙するところは、マシュがいなくて(フォウくんはいたけど)、実質一対一であの得体の知れない老人と向き合うからこそ、恐ろしくてよかったのに。

原作確認したら、やっぱりマシュはその場にいなかった。

クタでもそうだけど、ジウスドゥラとは一対一で対面するからこそ意味があると思うんです。

原作では、ジウスドゥラと対峙するときはあえてマシュがいない一人きりのときにさせてるんだと感じていましたが。

それに、最終盤で助けに来てくれるときも「主人公」に恩を返すために、「主人公」に呼ばれて、とかいつもいつもマシュは含まず一人なのが強調されていたと思うんですよね。

それをなぜマシュをそこに入れたのか…そんなにマシュと一緒にいさせたいの?まるで解釈違いで、細かいところかもしれないけど本当残念ですね。

 

それから、マーリンが王様が持っている聖杯は魔術王の聖杯ではないとわざわざ教えてあげてましたけど。

あれも原作ではロマニが気づいて、「マーリンは意地が悪いから教えないだろうし」(細かいところは多少違うと思う)みたいなことを言ってたはずなのに、なーんでマーリンさらっと教えてんねーーーん!!!!

自分の推しに対して言うのもあれですがそんな親切なキャラじゃないじゃん(爆)

あれも、尺カットのためかなんだか分かりませんが解釈がまるで違う…

細かいかもしれないけど、残念です。 

 

 

とまあボロクソ書いてきちゃいましたが、良いところもありました。

・マーリンがウルの住民に問い詰めるところ…!

いや本当に、もうこれすらカットされる可能性も考えてたんで、本当に良かったです。

マーリンの賢者感が出てて本当に好きなシーンなので…!

ブリテン紳士の敬語…すごくいい…!!

想像していた通りで、すごく良かったです。ありがとうございましたm(_ _)m

 

ジャガーマン関連

動きも声もなにもかも面白くて強烈で良かったです!

登場のときのカメラが反転するところとか、凝ってて素晴らしい。

そして戦闘シーンの凄さ…!!!

本当に作画は文句なしで今までずっといいですね。作画班の皆様にはあっぱれしかないです。

ジャガーマンらしい軽やかな動き、圧倒的な神霊の強さが分かるところ。とても良かったです。

ジャガーマンは原作やったときよりずっと好きになりました〜

見ててすごく楽しくていいキャラでしたね。

 

 

まあ今までグダグダ書いてきましたが、ティアマト戦はやっぱりアニメで見たい!本当に見たい!

ので、これからも見るとは思います。作画のレベルは本当に高いですし。

だからこそ、監督および脚本や絵コンテの方々には本当に頑張ってほしいんですよね…

見続けるので、一度は手放しで褒められる回がくることを待ちたい…

2話は良かったですけど、マーロマ的には物真似カットは不満でした(笑)

 

そんなわけで、今回はこれで終わり。

ここまでご覧いただいた皆さん、ありがとうございました。