つれづれ

限界オタクのブログです

「ありがとう」という気持ち。/FGO終章感想

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昨日、FGOの終章「冠位時間神殿ソロモン」を終えました。

3日で終わってしまった…

12節からは最後までノンストップで一気にやりました。だけど、そうしてよかったと思う。途中で止めてたらもう立ち直れなかった。

 

正直なところ、気持ちの整理が未だについていなくて持て余しているところです。10節までは笑うところもあったりして楽しくできていたのだけど。

シナリオはとてもよかった。7章みたいに画像で一から振り返りたいけど、辛すぎて自分で撮ったスクショを見ることすら全然できないので、やっぱりそれは困難だなと思った。なので、ほぼ文章だけで自分の気持ちを書き殴りたいと思う。

あと、最初に申し上げておきますと、今回の感想はほぼロマニのことしか書いていません。駆けつけた英霊たちやマシュやフォウくんのことも全然書いてない(書く余裕がない、考えられない)ので、承知の上でご覧いただけると幸いです。

 

 

以下、ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うわあああああああんロマニぃぃぃぃぃ(語彙力の崩壊)

かっこよかった。とても。

だけどさ…

今、これを書きながらまた泣きそうです。

 

正直、うすうす覚悟はしていたし、だからこそこの終章に入るのがとても怖かったんだよ。いや終章だけじゃない。はっきり言ってオケアノスのマシュのモノローグで「彼(ロマニ)は辛そうだった」みたいなことを言っていたあたりから、いつ彼は消えてしまうんだろう…?まさか黒幕だったりしないよね…?とかさ、もう怖くて怖くて。章を進めるたびに、次にいつロマニの不穏な話が出てくるのかと本当に怖くてしょうがなかったんだよ。旅を進めて、真実に近づくたびに怖くてしょうがなかった。でも、なんとか終章までロマニと一緒に辿り着けた。

人理修復まで、彼と一緒に旅をできたことがとても嬉しかったのに、嬉しかったのに…泣

 

あなたが何かしら抱えているであろうことは容易にわかったけど、まさか本当にソロモンだったとは…。

何から書けばいいかわからない。

でも…とても辛い、とても辛いんだけど、あの場所に、臆病な彼が勇気を振り絞って前に出てきたことに、敬意を示さなければいけないなと強く感じている。

でもね、本当に正直なこと書くと、ロマニらしき人の口調で声が聞こえたとき「出てこないで…!死んじゃうんでしょやだやだ」とか思ってしまった。

キングゥがいいサンプルになったと言っていた時点で、あのソロモンは本当のソロモンじゃないんだなと確信できたけど…

本当のソロモンは、すごく穏やかな表情をしていて…禍々しい髪に纏わりついてたやつとか、顔の紋様とかが消えたとても優しげな人だった。それが、ああロマンだ…って強く感じて、余計にまた辛い…

ソロモンが「アルス・ノヴァ」を展開したとき、あぁだめだめだめだめだめだよ…ってまたしても思っちゃって、本当に自分の心が弱くて嫌になります。

後にプロフィールを読んでね、いつか魔術及び七十二柱の魔神が人間にとっての悪になったとき、これを滅ぼすために用意した安全装置って書いてあって。ゲーティアも、もともと人間を守り、正しい論理を効率的に進めるたむに生み出されたものって書いてあってね、この人はどこまで優しい人なんだ…って改めて思った。

ソロモンは、感情の自由が無かったわけで、その人に対して「優しい」とか言うのは間違っているかもしれないけど。でもよく治めた良い王であったのは事実だよね。

それに加えて、ゲーティアが言っていたように自分に関連する全てが消えていくのってとてつもない恐怖なのに、それを二回もやるってさあ…。あまりにもかっこいいよ、そして勇気があるよ、あなたは。

「愛と希望の物語」って、とても素敵だと思いました。素直に。

また、消えていくとき笑顔で逝くんだもんな。もう、やめてくれよ…。どうしてそんなにいい笑顔で逝ってしまうの…?頭では分かってても、だめなものはだめだ…

 

 

ロマニが消えてからの心情をひたすらに殴り書きしますと。

以下、本当に鬱々しくてロマニのことしか書いてないので注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロマニが12節で消えてからさ、もう何も考えられないし、戦闘とかやってる場合じゃないんだよ本当に。心ここにあらず、でも戦闘勝たないと終わらない、だから本当に無の気持ちでやってたけど…

ゲーティア戦は3回ほど負けて、こんなことやってる場合じゃねぇんだよロマニはどうなったのみたいな気持ちでやってた。フレさんから借りた絆礼装つけたヘラクレスさん強すぎ。stay nightの設定通りなんだろうが不死身じゃないか。実質彼一人に倒してもらったみたいな感じ。ありがとう。

13節も14節も15節も何も考えられん。倒したのですね…!とかジャンヌが言ってくるけど、そんな喜べません。茫然自失状態です。そういえばずっと会いたかったギル様、弓で登場。嬉しいが、もっと前に登場してくれたら素直に喜べた。

マシュ復活。うんまあメタ的なこと言うとそうだろうなとは思ってた。フォウくんそうだったんだ。マーリンここでも関わってくるのね。知性を手放したのは辛いなあ…とは思いつつ。やはり私の中でロマニが圧倒的ウェイトを占めているのでもうそっちが気になりすぎて、何も考えられない。

カルデアに戻ってくるな。一人置いとけぼりにするなー!!(頭がおかしいことは自覚している)

「先輩ー!」とかって駆け寄られてもね、マシュには申し訳ないが全然嬉しくなかった。何普通に過ごしちゃってるの?暗い話は後?いや後回しにしないでくださいよ…

青空?あぁ…青空か…そうだね…ロマニの話をここで出すなー!!(どっちだよ)

エンディングらしきものが流れ始めてるんだけど、ロマニは?あれで終わりじゃないよね…?え、そうよね…?

「人理修復」の文字。そう…全然嬉しくないかな…。

もうどうでもいいんだよそんなこと…

 

 

と、思っていたところ。

ラストエピソードが流れ始めました。

 

ダ・ヴィンチちゃんが語り始める。ロマニに、話しているんだよね、これは…。

 

アメリカ大陸の後、めちゃくちゃいい笑顔で話しているロマニ。

ダメだ、ダメだダメだ…ロマニが笑っているだけで涙が出る…

一方でよかった、あれで終わりじゃなくてと心から思っていた。

12節でも泣いていたけど、このラストエピソードで死ぬほどボロ泣きしましたね。涙が止まらなくて、とどめなく出てくる。1リットルぐらい泣いたんじゃないかってほど。鼻水も出るしでもう顔中ぐちゃぐちゃの汚ったない顔してたんだろうな。

ロマニが一言喋るだけで涙が出る。どうしてそんなに泣けてくるんだか私自身にもよく分からない。

一つ言えるのは、ただただ尊かった。

 

英霊ですらあった「人としての自由」がなかった。ソロモンは人間じゃなかった。装置だった。

だから人間になりたいと、願った。どこまでもソロモンが可哀想すぎる。そんな普通の体験すら、ソロモンはできなかったんだね。それを、特に重く語るでもないロマニがまだいじらしくて、すごく辛い。

なのに、なのに、せっかく人間になったのに、自分に関係する世界の終わりを見てしまったがためにひたすら勉強と研究に捧げた。どうして…?どうして普通の人生をさせてあげられないのかな。自分で言っておきながら普通の人生ってなんなのかよく分からないけど。

それでも、それでも迫り来る恐怖に逃げることない、穏やかな人生を送ってほしかったのに。

ロマニはそう生きるべき人間だよ。幸せになるべき人なんだよ…。

 

なのに。

ロマニはそういう自分の人生を「素晴らしい日々だった」「夢のような時間だった」と言えるんだね。

それが唯一の救いでもあり、だけど同時にとても辛いよ。

ロマニがそう思えているのは本当に救い。でも、求めるものが少なすぎるのではないか。そう思わざるを得ない。

もともと自己評価が低すぎることは散々指摘されていたし、多くを求めない人なんだろう。それはロマニの性格上納得できるものではあるけど、傍から見ると、もっと人間としての楽しみや幸福を知ってほしい。そう思っちゃうんだよ…。

 

 

愛称の由来についての話もまた泣けてしまって。

ソロモンは未来を夢見る自由がなかった。より善い明日を求める心がなかった。だから浪漫という言葉がすごく好きになった、と。

愛称一つにそんな思いがこめられてるとか思わないじゃん!?どこまで泣かすんだよ…

ロマニはマシュに「ロマニ」「アーキマン」で呼ばれることを嫌がってましたよね。ex.)6章

ロマニ・アーキマンという名前を誰がつけたか分からないままなんだけど、私はこの名前すごく好きなんですよね。名付けた人天才なんじゃないかって思う。(メタ的に言うときのこさんなんでしょうが)

「ロマニ」はなんか呼びやすくて好き。呼びづらいと言っていたような気もするけど、語尾の「ニ」が伸ばすとなんか可愛いじゃないですか。「ろまにぃ」みたいな感じ(笑)

「アーキマン」もなんかよく分からないけど好きなんですよ。「〇〇マン」系が好きなのはあるかもしれない。別作品の話で恐縮ですが、「アッカーマン」とかすごい響きからカッコいいし、だからアーキマンもすごい好き。

だからロマニがロマンと呼ばれたくても、ロマニの方がなんか響きが可愛くて好きなので、今後もロマニと呼んでいきたい所存。どうでもいいですね。

 

 

最後に、ロマニの自分の願いについての話ですが。

なんなんだ!?どこまで優しい人なの…!?そしてどこまで主人公ちゃん(=ひいては私)を思ってくれてるんだ!?

立派なマスターになってくれれば、自分が人間として得られる最大の存在意義。これまでの自由(という名の自由ではない)に報いるに余りある。とな

いやいや。私が頭悪いんですけど、それでもね、ロマニのすごすぎる自己犠牲的な精神はもう理解できないくらいに素晴らしくて、つらくて、尊い

優しすぎてまた最後大号泣した。私(と言っちゃいますけど)、そんなに思ってもらえるほど大した人間じゃないです、本当に。

優しさの塊ですか、あなたは。

 

 

 

終わりに。

開位とかもらったけど、そんなもの要らないよ。いらないからロマニを返して。お願いだから。

人理修復なんかより、失ったものがあまりにも大きすぎて、辛いよ…

 

どうしてここまでロマニの死が辛くて、落ち込むのかと考えたんですけどね。

それはひとえに、ロマニが人間だから。

時代を創るのは人間で、時代の最先端をいくのも人間。でも、人間は英霊と違って、一度死んだらもう二度と戻ってこない。英霊と違って、もう一度召喚されるかもしれない奇跡を信じることもできない。

英霊も元は人間だけど、ロマニはソロモンとしては座からも消滅してしまい、ロマニとして英霊にはなれないだろうから、もう二度と会えないから。

自分で書いてて辛くなってきました…

それは7章のシドゥリさんも同じ。もう二度と会うことはできない。

人間ってなんて辛いんだろうな。でも、物事に始まりがあれば終わりがあるのが道理だから、それを否定することもできない。終わりがあるからこそ輝ける…のだろう。それを否定するのはロマニの信条を否定することにもなる。

 

頭では分かってる、分かってるんだけどね…

 

今までにも別作品で推しが死んだことはありました。でもそれは敵側のキャラだったり、作品自体が死ぬのがデフォみたいな作品だったりして、ここまでのダメージを受けたのは初めてかもしれないなあ。それくらい、ロマニは私の中で終章に入る時点で好きなキャラクターになっていた。いつも癒しだった。危険に満ちた旅の途中でも、ロマニの通信が入って、気の抜けた話し方が聴こえると嬉しかった。カルデアに帰って、ロマニに「おかえり」と言ってもらえると安心できた。サボっているところに出くわしたという微妙な出会い方も愛おしくて、初対面から話しやすい好印象の人という感じだった。夢女思考みたいになって申し訳ないけど、ロマニはもし現実にいたらこういう人と結婚したいなと思える、理想の人だったな。6章の感想記事で書いたと思うんですが、2章ぐらいまでは、本当にロマニについて知りたいなという気持ちだけがモチベーションで続けていたところが多分にあるので、本当にロマニには感謝してるのです。

 

 

 

全く立ち直れていない、未練たらしい思いをダラダラ書き綴ってきました。

だけど、一番言いたいことは「ありがとう」という気持ち。

一つは、FGOの制作陣の皆さんに対して。

ソーシャルゲームとして、基本無料で、ここまで感情を揺さぶられて、泣かせるものを提供してくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。

こんな体験をスマホゲームでできるなんて思っていなかった。この体験はかけがえないもので、その点でやはりこのゲームをやってよかったと再認識しました。途中で挫折しそうになったときもあったけど、辞めなくてよかったと1部を完走して強く感じています。このゲームに本当に感謝しています。

 

もう一つは、ロマニ・アーキマンに対して。

1部の物語を、途中で挫折することなくやってこれたのはあなたがいたからです。感謝してもしきれません。

ロマニは最後まで味方だった。ダ・ヴィンチちゃんの言う通りだったよ。ロマニを信じてよかった。

ずっと不眠不休でサポートをしてくれて、ようやく手に入れた人間としての人生を全てを投げうって導いてくれたこと。ヘタレなところも、ちょいちょい空気の読めないところも、ドルオタなところも含めて、あなたの優しい笑顔と人間性が大好きです。私としては心残りはあるけど、ロマニ自身が素晴らしい人生だと思えているなら、それでいいんだ。それがすべて。ありがとうの気持ちでいっぱいです。

 

 

 

悲しいのはもちろん悲しい。

だけど、この記事を書きながら、ロマニのことをずっと心に思いながらまた新しい旅を始めようか、という気持ちになれた。

自分の心に整理がつきました。やはり書いてよかった。

ここまで駄文、散文読んでくださった皆さんありがとうございます。

ストーリーは、1.5部の新宿から徐々に進めていくつもりです。カルデアにロマニがいないのが辛く感じてしまいそうでやりたくないな。でも、その先を知りたいので、やります。

 

 

 

 

P.S.

とはいえやはり悲しさが拭えねー!!

ということで今までネタバレがあるからと避けてきた二次創作に逃げることにしました(笑)

ロマぐだも好きなんだけど、腐女子でもあるのでマーロマがすごい好き…だって二人とも推しなんだもん…

というか終章のマギ☆マリ事件なに!?お前だったんかーい!

マーリンが終章に来れないのは知ってた。さすがに地球上にない場所にアヴァロンから来れないわな。でもなんだあのメッセージ!?すごい爆弾落としていったよ!?

7章で馴れ馴れしかったのはそういうことかと完全に理解したし、人理焼却されてマギ☆マリ読んでるのなんてロマニぐらいしかいないだろうに更新してたの!?手動で!?ロマニのために!?

今までのマギ☆マリの回答が全てマーリンが書いてると考えるとすごい面白いことになってくるよね…。

 

なんかね、いや無理だろとは思うんだけど、マーリンだったらこう、なんかロマニが消える瞬間になんとかこう、アヴァロンに引きずりこむとかできるんじゃないのとか思っちゃうんだよね。今も。(結局全然諦めきれていない)

だってマーリンってこう、なんかやってくれそうな感じあるじゃん←

 

そんなわけで二次創作にひたすら浸っています。たーのしー!!!やっぱ妄想の世界は最高だな!